～花ざかりの君たちへ～☆2☆ (ページ3)

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46話ページ3

『あっつー………』

今私は炎天下の空の下で看板を持ちながら接客をしています

『ていうか、なんで私だけー？』

難波先輩は………ナンパ中か

中央は………難波先輩を尾行中か

中津は………遊んでる

芦屋は……上と同じく

『中津と芦屋に押し付けよ…(ドン』

暑さのせいでフラフラと歩いていたら誰かにぶつかってしまった

『あ、ごめんなさ(神「加々美？」

そこにいたのは………神楽坂だった

神「なにやってんだよ？こんなとこ1人でいたら男に捕まるぞ」

『ん………』

私は神楽坂に持っていた看板を渡した

神「は？」

そう言って受け取った

よし、逃げよ

ダッ

神「は！？ちょ、待てよ！」

神楽坂が追いかけてきた

『なーかーつー！！！』

中津の近くに走って行って中津の後ろに隠れた

中「A！？」

瑞「は！？」

中「どうしたんだよ？」

中津が私の肩を掴んで聞いてきた

『神楽坂が追いかけて来る』

中「神楽坂？ここに来てんのか？」

『ほら』

神楽坂が見えてきたので指差した

中「てんメェェ！！Aを追いかけまわしてんじゃねえよ！！」

神「んなことしねぇよ………ゼェゼェ…いくら好きな女がいるからって…ゼェゼェ」

息を切らしながら途切れ途切れに喋っていた

神「ん?佐野は?」

『陸上部の合宿』

神「やっと、あいつもヤル気になったか」

中「お前なんてな、佐野が本気出せばすぐ倒せんだよ」

神「あんなやつ目を瞑っても勝てる」

神楽坂が言った言葉が頭にきたから思いっきり睨んだ

神「おいおい、可愛い顔がそんな顔したらもったいないぞ」

私の手を引っ張り引き寄せた

『ちょ、やめて』

中「おいてめぇ、Aを離せ」

神「やっぱ、桃郷に来いよ………そーだ

こいつをかけて勝負しねぇか？」

中「は?テメェ何言ってんだよ」

中央「そーだ。中津はいいとしてもAはダメだ」

萱「負けたら………」

神「はぁ～やっぱり佐野がいなきゃ女1人も助けらんないのか」

瑞「そーだぞ、もし勝負して負けたら佐野に会わせる顔がねぇよ」

芦屋がそう言うと中津が決心したような顔でこっちを見た

中「受けてやるよ！その勝負！」

『中津～～負けたらしょうちしないよ』

中「おう！任せとけ！！

(は桜咲学園のもんだ！！！」

『フッ)じゃあいーよ』

神「勝負は明日逃げるなよ」

そう言って去っていった