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見つけた記憶 ページ11





ももさんへ

桜が咲く季節になりましたね。
今年も、煉獄さんとお花見行かれるんですか?
蝶屋敷にも遊びに来てくださいね。


__胡蝶しのぶ






胡蝶しのぶ?

この頃、やっと顔と名前が一致した人だ。



凄く、美人で、いつも笑顔。

そういえば、私が目覚めてから何度か部屋に来ていた。




でも、なんで?


"ももさんへ"
そこへ、目がいく。



私の、名前。





"煉獄さんとお花見、今年も行かれるんですか"

__そんな話、私は知らない。




"蝶屋敷にも遊びに来てくださいね" ?

__私が、今いるのが、蝶屋敷だ。




"桜の咲く季節になりましたね" ?

__いいや、違う。今は、秋だ。




全てが違う。





ということは、私が記憶を失う前のもの?



それか、名前が同じだけどちがう人?







記憶を失う前、私と胡蝶さんはどんな関係だったのだろう。



同じくらいの年齢なのは分かるが、私は記憶を失ってから、胡蝶さんと話したことはない。



もしかしたら、話したのかな?

私が馬鹿だから、また忘れてしまっただけ?





(考えても、無駄だ。)

本人に、聞いてみるしか無いのだろう。






そう思い、私は胡蝶さんを探した。
見つけた、手紙を持って。

胡蝶さん→←いつかは



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作者名:ベリコ | 作成日時:2021年3月10日 20時

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