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#053.自分勝手 ページ7

平田「仮に、全ての食事をポイントでカバーするとして、一番支出が少ない形にしようと思ったら、
栄養食とミネラルウォーターのセットになる。
全員分で1食10SPだ。」

綾小路「どう思う?」

鈴音「現実的ね。私も似たような数字を計算していたけど」

綾小路「平田に教えてやったのか?」

鈴音「まさか、冗談でしょ?」

平田「120SPは少なくない。中間テストと期末テストの結果を思い出してみて。」

A「Aクラスのポイント変動が94か」

平田「これは下限の話だ。一日分の食料と水を
見つけて乗り切れば」

A「20SP温存できるってわけか」

平田「1週間、飲水に困らなければ、50P以上も変わってくる。」

軽井沢「そっか」

池「平田!やってみようぜ!」

平田「わかった、みんなで頑張ろう!」

ー夜ー

綾小路「悪いな、もう少し待ってくれ。平田達がお前の事を相談してるから。」

伊吹「別に無理しなくていいって。どうせ私は
すぐに追い出される。」

A「伊吹さん、私らと同じクラスならそんなことにはならなかったのにね。」

伊吹「何?私がDクラスに?笑わせないでよ」

A「いや、そういう意味で言ったわけじゃないよ。少なくともDクラスの人達は誰かを一人にはさせない。」

綾小路「そうだな、お人好しは多いから。」

櫛田「伊吹さん、だよね?」

伊吹「ん?」

櫛田「これ、食べて。」

伊吹「馬鹿じゃないの?どいつもこいつも。」

A「馬鹿なのは伊吹さんを1人にしたやつだよ。遠慮しないで食べていいからね!」

櫛田「うん!それと後でお話しようね」

須藤「ふざけんなよー!高円寺ー!」

「どうすんだ?」

「ほんと勝手だよ!」

A「高円寺くんがどうかした?」

幸村「高円寺が、体調不良を訴えて船に戻った!」

平田「査定に従い、Dクラスは30SP差し引かれる。
高円寺くんはリタイアとなり、船内での治療と待機が義務付けられた。」

「えー!」

高円寺・・・私達を試しているのか、それとも本当に体調不良なのか。

一旦寝ることにした。
私は夢を見ていた。

とても懐かしく思う夢____

"A、清隆、よく覚えておけ。力を持っていながら、
それを使わないのは、愚か者のする事だ。"

誰かは覚えていないけど隣には清隆もいた。

ー朝ー

須藤「魚取れたぞ」

櫛田「果物も沢山取れたよ」

平田「みんな、ご苦労様。」

サバイバルは順調に協力し合えてるそんな感じがした
このまま1週間、何もなきゃ良いけど。

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年8月30日 20時

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