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#079.女の涙 ページ33

櫛田「上カップルだらけで、寂しくなっちゃって。ご、ごめん!綾小路くん、Aと付き合ってるのに私、こんなこと・・・!」

A「うん、流石に心に来た。」

私はかなり桔梗のことを睨んだ。

櫛田「ほんとにごめんね!おやすみなさい!」

綾小路「あービックリした」

A「それだけ?ねぇ、それだけなの?怒るよ私」

綾小路「もう怒ってるだろ・・・A」

ぎゅっ

A「離して」

綾小路「嫉妬させてごめん。」

清隆は私のことを力いっぱい私を抱きしめるが私はそんな気分じゃない。目の前で他の女が自分の男に抱きついたんだ。しかも付き合っていることを知っているのに!!
情けない。こんな私のこと、嫌いになるかな____

A「きよたっ・・・」

泣きながら名前を呼ぼうとしたら──

チュッ チュクッ・・・

A「あっ、ふっ・・・んんっ・・・!」

綾小路「ディープキスをしたのはお互い初めてだな」

A「いきなりキスはずるい!」

綾小路「泣きそうでどっか離れていきそうなお前を見てたらいてもたってもいられなくなったから。」

A「ひっく・・・やだ!清隆が、他の子とイチャイチャやだ!」

綾小路「してない。そうしたいのはお前だけ。」

A「分かってるのにっ・・・!ごめん・・・っ」

柄にもなくピーピー泣いてる私と優しく大きな手で私の頭を撫でる清隆。

綾小路「落ち着いたら戻ろうか」

A「ぐすっ、うん・・・。」

5分後私たちは部屋に戻ろうとした

軽井沢「だから守ってほしいの!」

A「この声軽井沢さん・・・?」

平田「メールは見たよ。暴力で解決したいだなんて、君らしくない。」

軽井沢「彼女が困ってるんだよ?彼氏なら助けてくれるのが普通じゃない!あいつら、絶対諦めてない。
次は何されるか・・・。」

平田「一緒に考えよう。どうすれば、真鍋さんたちと
仲良くできるか。」

軽井沢「無理だよ。私は一方的に恨まれてるの。」

平田「最初に君がCクラスのリカさんと揉めたんだよね?」

軽井沢「それはちょっとぶつかっただけだし・・・、
平田くんは私を守ってくれるんでしょ?」

平田「守る、助けるよ。軽井沢さんは大切なクラスメートの1人だ。」

軽井沢「うん!」

平田「だかどその為に誰かを傷つける事は出来ない。」

軽井沢「え...嘘つき。嘘つき!守ってくれるって言ったのに!」

平田「嘘?僕は一貫して同じ態度のつもりだよ。
僕らは本物の彼氏彼女じゃない。」

A「え、マジかよ」

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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年8月30日 20時

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