#075.一人になったところを囲む習性 ページ29
浜口｢僕も同意見です｣
こいつは一之瀬さんが喋ったあとだとなんだか和らいだ顔つきになるなぁ
町田｢どうあれ、Aクラスの方針は変わらない。
話し合いには応じない。｣
一之瀬｢さーて、どうしたものかなぁ。｣
話し合いが中断されて一旦部屋を後にすることにした
A｢Aクラスってみんなあんなのしかいないのかね｣
綾小路｢どうだろうな｣
A｢あれ、軽井沢さん？｣
綾小路｢ああ｣
真鍋｢軽井沢さん、ちょっといい？ねぇ、聞きたいことがあふんだけど？｣
軽井沢｢何〜？｣
真鍋｢もしかして夏休み前、リカと揉めた？｣
軽井沢｢はぁ？何それ？リカって誰よ？｣
真鍋｢私たちと同じCクラスで眼鏡、かけてるんだけど。おだんご頭の。覚えない？｣
軽井沢｢知らない。別人でしょ。｣
真鍋｢私たち確かに聞いたんだよね。Ｄクラスのポニテの子に意地悪されたって。｣
薮｢カフェで順番待ちしてたら、割り込まれて
突き飛ばされたって言ってたよ。｣
A｢(マジ？軽井沢さんそんなこと･･･するように見えるけどしなさそうな･･･。)｣
軽井沢｢そんなこと知らないわよ｣
山下｢覚えてないの？あなたがやったんなら、あやまってほしいんですけど！｣
真鍋｢リカに確認してもらうけど、いいよね？｣
でたー、女子特有の発言。私、確認していいよね？ってゆー子とは仲良くなれない気がする。
軽井沢｢ちょっと勝手に撮らないで！｣
真鍋｢何すんのよ！｣
山下｢携帯壊れたらどうするの？！｣
軽井沢｢学校に言って別のもらえばいいでしょ？｣
真鍋｢大事な写真とか入ってんだよ！｣
軽井沢｢何よ？なんなの？｣
真鍋｢別人ならムキになって否定しなくていいじゃん。撮らせてよ。｣
軽井沢｢嫌だってば！｣
こりゃ本格的にヤバそうだな〜
真鍋｢何がよ｣
山下｢女の子ぶってもダメだし｣
真鍋｢ほんとそれ｣
薮｢押さえとくから撮って撮って...｣
軽井沢｢やめてよ！！｣
A｢ねぇ、そろそろやめたら？それじゃ軽井沢さんじゃなく、あなたたちがいじめてるよーに見えちゃうよ？｣
軽井沢｢A･･･！｣
A｢写真撮られるの嫌がる子もいるんだから、
やめてあげたら？｣
真鍋｢来ヶ谷さんは関係ないでしょ！｣
A｢ないけど。でも、軽井沢さんは私の友達でクラスメートだからさ。気に食わないなら、せんせー呼ぶ？私も間に入れていいのなら。｣
真鍋｢それは･･･みんな、行こう！｣
山下｢うん｣
軽井沢｢ありがとうA｣
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作者名：翡翠 | 作成日時：2022年8月30日 20時
