07話 ページ7
―you side―
「んっ…寝てた…今何時だろ…？」
壁掛けの時計をみると短針が12を指していた
「え、もう12時！？ご飯はいいとしてもお風呂は入りたい！」
慌てて入浴の準備をしていると、メッセージが届いていることに気が付く
そういえばふくらさん後でLINEするって言ってたな…こんな時間に返事して大丈夫かな
しないよりはいいだろうと思い文面をみる
福良拳今日はありがとうございました。改めて福良拳と申します。よろしくお願いします
AA丁寧にありがとうございます。AAと申します。こちらこそよろしくお願いします
今日はもう連絡はこないだろうと思いお風呂に入る。
基本的にはシャワーで済ませてもいいのだけど今日はなんだか湯船でのんびりしたかった。
1時間ほどの入浴を済ませスマホを見るとふくらさんから返事が来ていた
つい先ほど返事が来たらしい
「こんな夜遅くまで起きてるなんて意外…お仕事とか大丈夫なのかな」
福良拳もし宜しければ今度お礼をさせてほしいので、都合の良い日付を教えていただけると嬉しいです
AA土日なら基本的に空いています。気を遣っていただいてありがとうございます
福良拳ではいきなりですが今週の土曜日のお昼など如何でしょうか
AAはい問題ありません。楽しみにしていますね
福良拳ありがとうございます。ではまたお店が決まったら連絡しますね
AAわかりました、よろしくお願いします
福良拳はい、よろしくお願いします。おやすみなさい
AAおやすみなさい
「っっっふーーー…緊張した」
正直変な文面にならない様努めすぎてそっけない文面になっている気がするが許してほしい
尊敬している人となんてまともにLINEできるはずがないんだ
「寝よ寝よ」
最後にLINEを見返すと、明日からの一週間頑張れる気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おだんご | 作成日時：2021年8月18日 3時
