04話 ページ4
―you side―
「あの、何かお困りですか？もしよろしければお手伝いさせてください」
？「あ…ありがとうございます。お恥ずかしい話ですが道に迷ってしまいまして」
ん…？何か聞いたことある声…と、背格好？まさかふくらＰでは？
気になるけどとりあえず手助けする方が先だよね
「どこに行きたいですか？私迷子気質なんで道案内はあんまり上手に出来ないかもですが、時間はありますので一緒に目的地探しますよ！」
そういうと彼の表情は若干の驚きを含んでいるようだった
？「いえ流石にそこまでご迷惑をおかけするわけには…」
「全然大丈夫ですよ！寧ろこのあたりを散策していたので一石二鳥です！」
袖振り合うも多生の縁というやつだ。そういう意味を込めて微笑むと彼は申し訳なさそうに笑顔を浮かべて目的地を教えてくれた
見てもわからない事は分かりきっていたので、すぐにスマホのマップを開き彼と一緒に場所を調べる
あ、たぶんここ家の近くだ
この辺りってなんかあったっけ？マンションとかばっかりのイメージだったけどなぁ
まぁ買い物とかでよく動くし知ってる道までこればお役に立てそうかな！
「こっちだと思います！一緒に行きましょう！」
？「ありがとうございます。おまかせしてしまってすみません」
「いいんですよ〜！自宅が目的地の方だったので、お役に立てそうで良かったです(笑)」
？「え、そうなんですか？僕の働いている会社がそのあたりなんです。それならまたどこかでお会いする日もあるかもしれないですね」
ふわりと微笑む彼の発言に驚きが隠せず、つい立ち止まってしまった
これは私の心の準備のために答え合わせをしておくべきではないだろうか…
「あの、先ほどから気になってて…間違っていたら申し訳ないのですが、QuizKnockのふくらPさんですか…？」
すると今度は彼の方が驚きが隠せないような表情でこちらを見てきた
fkr「僕たちの事知ってるんですか？」
「はい！実はQuizKnockの方々のファンでして…。声と前に動画で出てきた背格好がそっくりだったのでもしかしてとは思ったんですけど、まさか本人だとは思ってなかったので驚きました(笑)」
fkr「僕も驚きました。僕たちの事知ってくださっててとても嬉しいです、ありがとうございます」
照れた様な笑顔が素敵だと思った
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作者名：おだんご | 作成日時：2021年8月18日 3時
