03話(本編スタート) ページ3
―you side―
なんとか入学式の前日までに荷解き終わったー！！
んー１DKって冷静に考えて部屋見ると結構広いなー
奮発したなうちの親…感謝しなくちゃ
「にしても、もう少し余裕持って引っ越してくればよかったかな。近所を散策とかしてみたかったのにできなかったし」
ソファで一息つきながら時計を見るともうすぐ11時になる頃だった
そうだ、片付けも終わったことだし今からでも散策がてらお昼を食べに行こう
思い立ったらすぐ行動にうつせるのは私の利点だと思うんだよね
服はシンプルなもので良いし、メイクは簡単にで良いかな
10分もしないうちに準備は終わり、スマホと財布を少し大きめのポシェットに入れると一度室内をくるりと見渡し外に出る
「今日はぶらっとしたいしマップは無くても平気かな〜。帰る時だけあればなんとかなるだろうし、もし帰れなかったら近くの人に助けてもらおー」
自分の事ながら適当だなぁと苦笑し、鍵をかけたことを確認すると賑やかな街に向かって歩き出す
とりあえず駅とは反対方向であろう方向に進んでみると駅に着いた
なんでだ？？
「まいっか！本当は町中にあるお店見つけたかったんだけど今日は駅内のごはん屋さん見つけようの会にしよう」
お。あのオムライス美味しそう、いいかもしれない…♪
「おいしかった〜！あのお店はしっかり覚えとこー」
さて後は…街の雰囲気見ながら服とか娯楽施設系を見つけたいな
ファッションに詳しいわけじゃないけど本屋さんとかも見つけたいし
のんびり商店街やらなんやらを抜けてビル街にでる
「さーてと、名古屋ですら目的地にマップ無しで辿り着けたためしないけど東京ぶらり旅いけるかな」
正直無理な気がする
でも目的地があるわけじゃないし最悪どこにもたどり着けなくてもいいかな
のんびり歩いていると正面にスマホと道やビルを交互に見てきょろきょろしている人を発見した
「……凄く既視感を覚える動きしてるけど迷子かな」
見て見ぬふりはできないなぁ
いつもは助けてもらう立場だけど、今日は誰かを助けてみますか！
「あの、何かお困りですか？もしよろしければお手伝いさせてください」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おだんご | 作成日時：2021年8月18日 3時
