【QK】尊敬から始まる恋【fkr】 (ページ2)

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02話(1人語り) ページ2

昔から「知る」という事が好きだった

幼稚園では、歌う事や楽器にはまり、絵を描くことも大好きだった
難しい言葉はまだわからなかったから、体を使って覚える方が好きだった

小学生になると、体を動かすことに加えて頭で覚える事が好きになった
友達と遊ぶよりも本で覚えて、実践してみる方が楽しかった

中学生では、国内旅行に行く事が増えた
頭の中で完結していた知識を体験できることが楽しかった
暇さえあれば北海道から沖縄までどこまでも遊びに行った
現地の人と仲良くなって帰ってくることが日課になった
今考えれば結構放任、というか自由にさせてくれる親だったと思う

高校に入ると、流石に今まで通りに旅行はできず、その分海外に対しての知識が増えた
歴史を勉強しているうちに、心理学への興味が芽生えた

そこからは早かったと思う
心理学に関係している本はなんでも買い漁り、今まで以上に本の虫になった
勉強すればするほど、人間の心理の多様性に興奮し、そのままの勢いで大学を決めた

東京の大学にした理由はただ1人暮らしがしてみたかったという理由だった
親からは反対されなかった、私なら平気だと思っていたらしい
先生方からはもっと上の大学…それこそ東大にチャレンジすることを勧められた
でも、大学で学んだことを自分の中で反芻する時間ができるだけ多く欲しかったので、ランクはいくつか下げることにした

大学は無事合格し、引っ越しまでの間に休憩時間でYouTubeを見ることが増えた
中でもはまったのは『QuizKnock』さん
この人たちにはまった時は、東大を受験しなかったことを初めて後悔した
はまればはまるほど、知らなかった知識を手に入れれる事が楽しかった

動画を繰り返し見ていくにつれ、動画の編集にはまっていった。
そういえば編集作業をはじめ、ＰＣ関連はからっきしだったと思い立ち、動画編集の勉強にのめり込んだ
もちろんメインでお手本にしていたのはQuizKnockさんだったが、自分の形に落とし込むことの難しさを痛感した

多分それが、編集者―――ふくらPを尊敬するきっかけだった