第二の人生57 ページ7
(……んぁ？…もう朝か)
朝から眩しい太陽の光を浴びて後から流れてきたスマホのアラームを止める。
音は母さんにバレないように小さいから役目を果たしているとは言い難い。
彼らを第二の親と認識してから結構…何年か経ち、もうすぐで最悪の世代が来る頃だと思う。
…ローさんには会いたいが会いたくもない気持ちが半々で頭が壊れてくる。
さて、最悪の世代の事は後々考えるとして俺はシャッキーさんが買ってくれたメンズの服に袖を通していく。
服を着替え終わったら階段を降りてシャッキーさんに『おはようございます』と挨拶する。
そして笑顔で「おはよう」と返ってきたので、俺はいつも通りの席に座って朝ごはんを待ち、差し出されたらいつも通りの挨拶をしてから食べ始める。
『…いただきます』
こうやって食べているとシャッキーさんもとい母さんが「そういえば」と何かを思い出してかのように話し始めた。
「今日は多分、最悪の世代のうちの誰かが来るわ。外に出るなら気を付けて……貴女なら大丈夫だと思うけれど」
『おう……分かりました』
話したいことはそれだけのようで俺が返事をすると満足そうに笑って俺が食べ終わった食器を下げていった。
俺も食器を洗い、自室に戻りシャボンディ諸島の探検に行く準備をする。
ありったけのお金とスマホに母さんから貰ったでんでん虫を詰めてショルダーバッグを背負い、フードを被る。そして腰に差してある短刀を確認して玄関へと向かう。
『…行ってきます』
「いってらっしゃい、気を付けて」
ドアを開けて目的もないまま歩き出し、俺は取り敢えずシャボンディ諸島の中心街辺りを目指すことにした。
ぶらぶらと勘で進んでいると静かに上がっていくシャボン玉が突然一個だけ破裂し、大きな音を発する。
俺は驚いて立ち止まり辺りを確認する。
前にもいきなりシャボン玉が割れたことがあり、俺の中ではシャボン玉が割れる＝俺に何か悪いことが起きる、というここでしか使い道がない方程式がたっているのだ。
(…気配は三つ、だろうか……恐らく人身売買の奴らだな)
俺は姿勢を低く見聞色を発動させ、周りを警戒する。
人間オークションなんて胸糞悪い所には行きたくない。
俺は取り敢えず短刀を触って心を落ち着かせてから息を大きく吸って走り出した。
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幻想郷の神になってみたい(プロフ) - ラルクくんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。面白いと言っていただけて何よりです！これからも主人公さんは不本意だけれど色んな人と関わっていきます！夏休みに入ったので更新速度を出来るだけあげて頑張ります！ (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - エレインさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キングさんの事は大丈夫です！気にしていませんから。応援ありがとうございます！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - 一気に見てしまいました！！凄く面白いです！主人公の性格も僕好みでした！これからどうなっていくのかめっちゃ気になります！いろんな人との絡みが楽しみです( ^ω^ )更新楽しみにしてます（´-`） (2016年8月7日 20時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - 私の兄貴(キング)が意味不明なことを書いてしまいすいませんでした。 更新頑張ってください。応援してます。 (2016年7月30日 21時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - キングさん» 成る程分かりました。気にしないでください！ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想郷の神になってみたい x他1人
作成日時：2016年7月14日 18時
