第二の人生97 ページ47
｢ありがとうございましたー！｣の声を背に俺とエースは店を出た。
エースはまだ満腹にはなっていないがかなり満足している方ではある。
特にやることもないな、と俺は背伸びをして『ふぅ』と一息つく。
もう宿屋に戻ろうと踵を返したその途端、後ろの方から叫び声が聞こえた。
俺はバッと勢いよく振り返ってエースの手を握り走り出す。
見聞色で何が起きているのか把握しようと、発動すると港の方で海賊が何かをしているらしかった。
俺はエースの手を離してざわざわとうるさい群衆の細い隙間を上手く通り抜けて今、何が起きているのかを自身の目で確認する。
｢オメェらこいつらを殺されたくなけりゃさっさと武器を出せぇ！そうすれば命だけは助けてやるよぉ...｣
ニヤリと汚らしいクソみたいな笑顔を浮かべて笑うこいつらはどうやらこの島の武器が欲しいようだった。
なぜこの島なのか、なぜ武器が欲しいのか、色々と疑問はあるが今はそんなことどうでもいいだろう。取り敢えず人質を開放するのが先だ。
俺はフードを深く被ってこいつらの前に躍り出る。
｢...あ？何だ小僧.....俺達に逆らうのか？あぁ？俺様は賞金9500万ベリー、一刀両断のプロムだぞ！｣
いきなり前に出てきたやつがいるんだ。こいつらが俺に突っかかって来ることぐらい予想していた。
(というか9500万ベリーとか低くね？別に威張れることではないだろう.....あ、麦わらの一味とかそこら辺は別で)
こんな感じでいろいろ突っ込んでいるとこいつは俺が無視していると思ったのか何故かいきなり怒り出して｢お前は死刑だ！｣と叫んだ。とてもうるさい。
さてこのクソみたいな死刑宣告によってこいつのクルーらしき者達は俺に襲いかかってきた。
俺は短刀を一気に抜いて襲いかかってくる三人のクルーに向かって電気を纏った短刀の切っ先を向け、彼らの体内にある約60%の水分を感電させる。
感電させたと同時に彼らは泡を吹いて倒れ、この光景を見たあいつらは俺を人ではない何かを見るような目で｢化物か｣と呟いている。
そんな中こいつらの船長だけは苛付きが積もっているようで傍らにいたクルーに｢早く行け！｣と強く命令を出していた。
(.....あぁ...そんなことしちまったら信用ガタ落ちだぜ？)
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幻想郷の神になってみたい(プロフ) - ラルクくんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。面白いと言っていただけて何よりです！これからも主人公さんは不本意だけれど色んな人と関わっていきます！夏休みに入ったので更新速度を出来るだけあげて頑張ります！ (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - エレインさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キングさんの事は大丈夫です！気にしていませんから。応援ありがとうございます！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - 一気に見てしまいました！！凄く面白いです！主人公の性格も僕好みでした！これからどうなっていくのかめっちゃ気になります！いろんな人との絡みが楽しみです( ^ω^ )更新楽しみにしてます（´-`） (2016年8月7日 20時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - 私の兄貴(キング)が意味不明なことを書いてしまいすいませんでした。 更新頑張ってください。応援してます。 (2016年7月30日 21時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - キングさん» 成る程分かりました。気にしないでください！ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想郷の神になってみたい x他1人
作成日時：2016年7月14日 18時
