第二の人生80 ページ30
(…時が流れるのは早い。もう、2年だ)
あの時から2年前、エースさんは変わらず俺が創ったペンダントの中にいる。外にいることの方が多いが。
半年前、俺は「教えることはもうない、後半年でさらなる磨きをかけろ」と言った父さんと共にシャボンディ諸島へと帰ってきた。
さて、時が流れるのは以外と早いもので。
俺は15歳になっていた。
この世界に来てからの3年間はとても濃くて忘れたくても忘れられないことが多い。
“前の世界”で15歳となれば中学二、三年生のあたりだろうか？
つまり普通だったら高校受験があるわけだ。まぁ、俺の場合は中高一貫校だったから関係なかったけれど。
…今頃、生きていたら彼奴らと笑いあっていたんだろう。
そう考えるとまた心臓辺りがキュッとなって激しい痛みが俺に襲いかかってくる。
でももしかしたら俺のことなんかとうの昔に忘れてるかもな、とか思えば痛みは段々引いて行った。
悪いことを考えて少しでも楽をしようなんていうのは悪いことだろうか。
そんなことを悶々と考えていると下からドアが開く音が聞こえてきた。
(…誰か来たのだろうか)
何だか少し気になってエースさんと共に下の階へと降りる。
ゾロさんが一番乗りで来てフランキーさんは10日前に、3番目にナミさんが来て3日前にウソップさん、昨日チョッパーさんが来たから…麦わらの一味の誰かなら確かサンジさんのはずだ。
予想が当たっているかどうかが気になって少し胸をドキドキさせながらドアを開く。
「あら、おはよう」
「ん…？お前は人間屋の時の！」
『…お久しぶりです。黒足のサンジさん』
彼はここに俺がいることに対して随分驚いているようだ。
そしてすかさず話題を戻す母さん。流石です。
「…そうだ、どうせならAも付いて行ったらどう？」
『…え、いえ俺は……』
話が終わったと思ったらまさかの提案を母さんにされ、困る俺だがサンジさんは別にいいらしい。
男の人に対して態度が厳しいから心配だがまぁなんとかなるだろう。
「…じゃあ魚買いに行くからついてきてくれ。後案内してくれると助かる」
『あ、はい。かしこまりました』
サンジさんと魚を買いに俺は42番グローブへと案内する。
(…もう直ぐ出会えるのか)
少しの期待に胸を躍らせながら。
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幻想郷の神になってみたい(プロフ) - ラルクくんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。面白いと言っていただけて何よりです！これからも主人公さんは不本意だけれど色んな人と関わっていきます！夏休みに入ったので更新速度を出来るだけあげて頑張ります！ (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - エレインさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キングさんの事は大丈夫です！気にしていませんから。応援ありがとうございます！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - 一気に見てしまいました！！凄く面白いです！主人公の性格も僕好みでした！これからどうなっていくのかめっちゃ気になります！いろんな人との絡みが楽しみです( ^ω^ )更新楽しみにしてます（´-`） (2016年8月7日 20時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - 私の兄貴(キング)が意味不明なことを書いてしまいすいませんでした。 更新頑張ってください。応援してます。 (2016年7月30日 21時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - キングさん» 成る程分かりました。気にしないでください！ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想郷の神になってみたい x他1人
作成日時：2016年7月14日 18時
