第二の人生79 ページ29
ぐっすり眠っていると誰かに体を揺すられる。
一体誰だと思い、瞼を開けるとそこには父さんがいた。
どうやら16点鐘を終えて戻ってきたらしい。
そして少し遠くでルフィさんと話しているハンコックさんが見えた。もうそろそろで修行に入る感じだろう。
後名前を十回呼んだだけじゃ婚約じゃないから。
「ハンコックそう甘やかしてもらっては困る…！ルフィ君の修行中Aを除いた女たちの出入りは厳禁だ」
『…は？』
父さんがそう言うとハンコックさんの視線が俺に突き刺さる。
するとこちらを見ていた視線は父さんに移り彼女は父さんの鼻をつまんだ。一国の女王がこれでいいのか、と疑問に思った俺は悪くない。
森の奥へと向かう父さんはちゃっかり俺の服を掴んでいて逃げられそうもない。
何故俺も修行をすることになっているのだと声を大にして問いたいところだがルフィさんの修行が直で見れるのはまぁいいことだろう。
「さて……この島には人間はもはや我々三人だけ。見ろこの大自然‼大昔…ここには国があったという…だが生存競争に人は敗れた…過酷な自然、天険の地だ………！」
「大冒険の匂いがするっ！」
何故そんなにワクワクウズウズ出来るのか聞きたいがここは空気を読んで黙っておくことにする。
父さんが見聞色を発動させた時点で俺も見聞色をし、あの象の動きを見ておく。
ルフィさんはかなり慌てている様子だが父さんは慌てずに話を続ける。それは相手に背中を見せられるほどに。
象の鼻での攻撃を喋りながら避け、なおかつ地味な解説まで入れてくる。
次に象は足で父さんを踏み潰そうとするが父さんはそれを武装色の覇気で軽くあしらう。
そして象が倒れている間にルフィさんの方へと近寄り武装色の覇気を纏ったデコピンを彼にする。
武装色の強みを説明し、ラストは覇王色の覇気。
象はそれを当てられ気絶する…いや、死んでしまった。
父さんはその肉を切り、ルフィさんと俺に与え、これからの説明を軽くする。
「本来短すぎるが…君は資質が強い…なんとか2年で“見聞色”“武装色”“覇王色”まで私とAで基礎は叩き込んでやるつもりだ」
「うん、分かった！」
食べながらという点は気になるが素直ないい子だな、なんて思いながら俺が何故引っ張られたのかの理由を頭に留めておく。
それからルフィさんと俺と父さんによる二年間、正確には1年と半年の修行が始まった。
(…俺は何をするんだろうか)
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幻想郷の神になってみたい(プロフ) - ラルクくんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。面白いと言っていただけて何よりです！これからも主人公さんは不本意だけれど色んな人と関わっていきます！夏休みに入ったので更新速度を出来るだけあげて頑張ります！ (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - エレインさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キングさんの事は大丈夫です！気にしていませんから。応援ありがとうございます！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - 一気に見てしまいました！！凄く面白いです！主人公の性格も僕好みでした！これからどうなっていくのかめっちゃ気になります！いろんな人との絡みが楽しみです( ^ω^ )更新楽しみにしてます（´-`） (2016年8月7日 20時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - 私の兄貴(キング)が意味不明なことを書いてしまいすいませんでした。 更新頑張ってください。応援してます。 (2016年7月30日 21時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - キングさん» 成る程分かりました。気にしないでください！ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想郷の神になってみたい x他1人
作成日時：2016年7月14日 18時
