第二の人生77 ページ27
『…どうですかね』
「ん〜…大丈夫そうだ」
この大丈夫だの声で俺はホッと胸を落とす。
今エースさんは俺が創り出したエースさんと同じ帽子の紐部分のようなペンダントのバッファローの骨的な形をしている…まぁそこの部分に霊として入ってる状態になっている。
あくまで紐の部分だけなのであのデンガロンハットはない。
それにしてもこの骨の部分からエースさんが飛び出しているのはどうかと思うがしょうがないだろう。人形とか絶対邪魔になるんだから。
「…それにしても変な感じだな……死んだのにここにいるのは」
『…まぁ大丈夫でしょう』
浜辺に座って寄ってくる波を足で感じながらこう言う彼だが海水に浸かっているからか、声は少し弱々しい。
それはやはり生きていた時に能力者だったからだろうか。
先程見せてもらったが一応まだ炎は出ていたので死んでも能力は使えていた。
しかしこうなると悪魔の実はどういったサイクルで出来ているのだろうか、なんて考えてはいけないことだろうか。
「…そういえばお前、能力者なのか？」
『……半分正解半分不正解、といったところですね』
こういう質問が来るのはわかっていたがなんて答えればいいかなんてわからない。
取り敢えず手を寄せてくる波につけても力が抜けないということを彼に見せるが、彼はもっとよく分からなくなったというように渋い顔をした。
それがなんだか面白くて小さく笑えばエースさんは立ち上がって弟を笑いながら怒るように「笑うな！」と言いながら頭をぐしゃぐしゃにしてくる。
こんな感じで馴れ合っているとふと大きな声が聞こえてきた。
この声の後、何かが何かに強く打ち付けられた音も聞こえてきて俺とエースさんは顔を見合わせ音が聞こえてきた方へと向かった。
「ルフィ！」
駆けつけた時にはルフィさんは手の指を一本ずつ折って何かを数えていた。
程なくして数え終わったのか指を広げて涙を流し、声を出す。
「…仲間が、いる”よ‼‼ゾロ！ナミ！ウソップ！サンジ！チョッパー！ロビン！フランキー！ブルック！…俺には仲間がいるよ！」
大声でそう言うとルフィさんは体育座りでまだしゃべる。
まだある大切な者との約束を果たすと。
チラリとペンダントから出ているエースさんを見ると良かったと言うような顔をしていた。
(…ん？)
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幻想郷の神になってみたい(プロフ) - ラルクくんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。面白いと言っていただけて何よりです！これからも主人公さんは不本意だけれど色んな人と関わっていきます！夏休みに入ったので更新速度を出来るだけあげて頑張ります！ (2016年8月9日 23時) (
レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - エレインさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。キングさんの事は大丈夫です！気にしていませんから。応援ありがとうございます！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
ラルクくん - 一気に見てしまいました！！凄く面白いです！主人公の性格も僕好みでした！これからどうなっていくのかめっちゃ気になります！いろんな人との絡みが楽しみです( ^ω^ )更新楽しみにしてます（´-`） (2016年8月7日 20時) (レス) id: 404b8afc24 (このIDを非表示/違反報告)
エレイン - 私の兄貴(キング)が意味不明なことを書いてしまいすいませんでした。 更新頑張ってください。応援してます。 (2016年7月30日 21時) (レス) id: b8676a81ac (このIDを非表示/違反報告)
幻想郷の神になってみたい(プロフ) - キングさん» 成る程分かりました。気にしないでください！ (2016年7月26日 13時) (レス) id: 320209cd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想郷の神になってみたい x他1人
作成日時：2016年7月14日 18時
