24 大谷side ページ25
「はい。、私たちです。、」
『彼はなにか持病持ってますか?』
「分からない。、けど、前の健康診断で心臓が引っかかった。」
心臓、、?かなりやばいのでは?周りの選手もザワザワし始める。
『………彼はもう助かる見込みはありません。心臓マッサージやめてもいいですか?』
「やめる、、?、辞めるって。。意識あるんでしょ?」
『…彼は拡張型心筋症といって、これ以上蘇生を続けても蘇生は不可能なんです。。。これ以上続けても苦しみを長引かせるだけです。終わりにしてあげてください。』
「あんた、悪魔??生きてる人間を見殺しにするなんて!なんなの!だったら続けてよ!」
彼の母親はそういい優香にせがむ。
「お願い!先生!辞めないで。。おねがいします。。」
「……わかりました。。」
父親がそう優香に告げた。
『……マイケルさん心臓マッサージ辞めますね。。』
『残念です。。。』
そういい優香は心臓マッサージやめ、マイケルさんの死亡を確認した。閉じた胸は縫合し、到着した救急車に経緯を話してマイケルさんの両親とご遺体は病院へ運ばれた。
今日はもう公開練習は中止となり、みんなが帰って行った。
優香は血の着いた手袋を剥がして、その場にただ立っていた。
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作者名:mimimi x他1人 | 作成日時:2023年4月6日 23時