幸せという名のもとに【大谷翔平】

16 大谷side ページ17

俺は家に帰り、優香ちゃんについて調べようと思った。



あれだけすごい経歴を持っているなら何かしらヒットするかもと思った。



「小鳥遊優香っと。」




思った通り、何件か出てきた。目にとまったのは。




''小鳥遊優香は人○し''というだれかのブログだった。





「え、なにこれ。」




俺は気になりその記事を見た。




[妻は妊娠して出産しようとしていた。しかし、今のかかりつけでは無理だと言うことで小鳥遊優香の病院へ運ばれた。陣痛が始まり、もう産むというタイミングで。妻は意識があった。数時間後、小鳥遊優香が手術室からでてきた。子供は無事産まれたらしい。しかし妻は亡くなった。俺は小鳥遊優香の医療ミスとして裁判をしたが、結果は敗訴。運ばれている時は意識があったのに急に亡くなるなんて変だ。隠蔽に違いない。小鳥遊優香は人○しだ。一生許さない。]





「なんだこれ。。」




それから続きは、優香ちゃんへの恨みの文がつづられていた。



コメントを見ると、投稿者を擁護するコメントもあれば優香ちゃんは最善を尽くしたので悪くないというコメントもあった。




優香ちゃんの言っていた幸せになっちゃいけないというのはこれが原因かもしれない。




俺は、優香ちゃんを信じるし、これは被害者が認めたくないあまり優香ちゃんに責任転嫁をしている。おれはそう思った。




「明日、試合終わったあと、聞いてみるか。」




俺はそう心に決めた。

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