サナVS海賊！ ページ5
「ほら、着いたよ」
「……誰も連れて行ってなんて、頼んでない。あんたが無理矢理連れて来たんじゃない。もう帰る」
「おや、その娘が昨夜言ってた、サナかい？」
「ギガン船長。そうだよ。ね？サナちゃん」
「初めまして、私はサナ。ジェハから話を聞いてます。それで用件は？」
「お前、一体何者なんだい？だいぶ、いや、かなり強い様だが。」
「…………」
「サナちゃん？」
「何者と言われても。私はただの旅人ですよ」
「そうかい。それにしてはこの短期間で色々と情報を持ってる様だが。ただの旅人の小娘が、何故にこの阿波の闇に首突っ込むんだい？死にたいのかい？」
「何のことだか分かりませんね。話がそれだけなら私は帰ります。では。」とサナは頭を下げて船から降りようとする、が。
「サナちゃん。僕らと共に闘わない？」
・・・・
「……は？」
「ダメかな？ギガン船長。」
「お前が女を戦いに巻き込むなんて珍しいねぇ。そんなにサナが気に入ったのかい？」
「まぁね。」
「断る。何で自ら海賊になる馬鹿が何処に居る。いい加減にしてくれないかしら？」
「じゃあ、僕達と勝負しようよ。僕達が勝ったら仲間になる。君が勝ったら、関わらない。それでどうかな？」
「…はぁ。どうなっても知らないわよ？」
そして、サナVS海賊達との勝負が始まった。
「早くかかって来なさい。返り討ちにしてあげるから。」
「で、でもっ」
「クムジを倒したいのでしょう？それとも、あんた達は私如きの小娘にびびってんの？弱っちい器の小さい海賊ね。」
「なっ…」
「何だと！かなりべっぴんな嬢ちゃんだからって！」
「なら、早くかかって来なさいよ。腰ぬけ海賊」とサナが挑発にカチン、ときた海賊達は一斉にサナに飛び掛かった。
サナは待ってましたと言わんばかりに次々と倒していく。
「あの小娘……。�猝觝吃鵜瓩世辰燭里�。」
「�猝觝吃鵜瓠�」
「夜叉姫。この国で一番の美と同等に強さを持つ姫の通り名さ。お前も噂は聞いたこと位あるだろ？」
「成る程ねぇ。」
「確かに私は夜叉姫と呼ばれて居ますが？後は貴方だけよ――ジェハ」
「えっ、もう全員倒したの！？」
「でなきゃ声掛けたりしないわよ。さぁ、早く始めましょ。」とサナは相棒の薙刀を置いて構えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきりん(プロフ) - のあさん» 元美桜です！この作品をゆきりんとして新しく書いているので読んでみてくださいね (2020年5月27日 2時) (
レス) id: 9059ec5c47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん(プロフ) - 鏡さん» 元美桜です！この作品をゆきりんとして新しく書いているので読んでみてくださいね (2020年5月27日 2時) (レス) id: 9059ec5c47 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: bc13b73ee8 (このIDを非表示/違反報告)
鏡 - 続きが気になります！大変だと思いますが更新頑張ってください！ (2019年3月30日 17時) (レス) id: 7058fd54c9 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月23日 7時) (レス) id: bc13b73ee8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美桜 | 作成日時：2019年3月21日 18時
