５.緊張 ページ6
Aside
こちらに全く気付いていない恭二さんに、恐る恐る声を掛ける。
A「あ、あのー…きょ、恭二さん…」
恭二「……あ、えっと、何すか…？」
一瞬肩をびくっと揺らして、ゆっくりこちらへ振り返った恭二さん。
A(やっぱり真顔だ…)
恭二さんの表情筋に驚きつつも、そのまま会話を続ける。
A「あ、えと…こ、これから、宜しくお願いしますね！」
恭二「…あ、宜しくっす…」
A(ダメだ…！これじゃあさっき言った事の繰り返し…！)
何故かいつも通りに言葉が出てこない、私の口を頑張って動かし、軽く接してみることにした。
A「あ、あの…私、恭二さんよりも年下なので、た、タメ語で、大丈夫、ですよ！」
恭二「え、あ、そっすか…。あ、そうか…。じゃあ……A」
少し焦りながらタメ語を話す恭二さんを、ちょっと可愛いと思ってしまった。
A(あれ…意外と平気、かも…？)
そう思ったら、突然口が勝手に動くようになった。
A「コンビニのバイトって、大変だったんじゃないですか？」
恭二「…まあ。でも、笑わなくて済むからな。そこは楽だった」
A(あ、もしかして恭二さんって、怖い人なんかじゃなくて…)
ただ笑顔が苦手なだけなんじゃ…。
そう考えたら、少しだけ、親近感が湧いた。
A(良かった…私の勘違いだったのかも…)
そう安心した私は、少し調子に乗ってしまったらしい。
A「そういえば、恭二さんって有名なお金持ちの御曹司なんですよね？お家ってどんな感じなんですか？やっぱり、大きいんですか？」
その話を始めた途端、恭二さんの顔が暗くなり、再び窓の外へ向いた。
A(あれ…私、何か悪い事言っちゃったかな…？)
さっきよりも目つきの悪い顔で、景色を眺めている恭二さんを見て、やっぱり怖い人なのかと、私の気持ちは、ふりだしに戻ってしまった。
みのり「…………」
_________________________________
☆追加情報☆
Aちゃんは１９歳です。
つまり、薫くんとは７歳差ですね。
恭二くんは２０歳なので１つ年下という事になります。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カッキー(プロフ) - 李唏@ペア画中さん» 有難うございます！そう言って頂けて、こちらとしても嬉しいです^ - ^ これからも、宜しくお願い致しますm(_ _)m (2018年3月31日 21時) (
レス) id: 78ac209f1d (このIDを非表示/違反報告)
李唏@ペア画中(プロフ) - すごく面白いです!薫の妹という設定で、もうニヤニヤが止まらなくて……薫のシスコンが可愛すぎてヤバいです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2018年3月31日 17時) (レス) id: 33bdf7bfcf (このIDを非表示/違反報告)
カッキー(プロフ) - なつめさん» あ、本当だ…。ご指摘有難うございます！直しておきますね。お見苦しい所を見せてしまい、申し訳ございません（−＿−；） これからは間違いのない様精進致します！ (2018年3月26日 23時) (レス) id: 78ac209f1d (このIDを非表示/違反報告)
カッキー(プロフ) - なつめさん» 有難うございます！！私も決して上手くありませんが、出来る範囲で頑張りたいと思いますので、応援して頂ければ幸いです！ (2018年3月26日 23時) (レス) id: 78ac209f1d (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - 続けてすみません！
2話のBeitの綴り間違えてますよ！
Bite→Beit (2018年3月26日 19時) (携帯から) (レス) id: d5720fc110 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カッキー | 作者ホームページ：http://anime428
作成日時：2018年3月16日 17時
