262話 よく知ってる声 ページ13
〜新開side〜
御堂筋「美味しかったぁ！？毛ぇ剥いて！骨抜いて！肉食ったんやろぉ！？」
俺は、動揺して口から落ちたパワーバーを空中でなんとか拾い上げた。
新開「噂通りだな、御堂筋くん。敵の情報を色々と調べてるらしい。けど、それで実力差は埋まらないよ！！？」
そう言い残して俺は加速した。
御堂筋「そうやって常に前を走る！何でなん？それは強力なスプリントを見せて相手を失意させるだけやない。前を走る者に与えられる権利。それは、、、！」
御堂筋くんは一気に加速して俺を追い抜いた。
御堂筋「先行してる者の特権！それは追い抜かんでもいいいうことや！！」
追い抜き！？
御堂筋「聞いたで？ぶふふふふ！新開くんはうさぎひき殺したあの日以来、左側が抜けんのやろ！？、、、抜いてええで？」
しまった、、、。
御堂筋「ほぉら、どうしたの？早く抜かんと時間ないでぇ？抜き返しぃな！スプリントラインまで残り、、、1.5kmやでぇ！？」
新開「、、、だからって、はい、諦めましたっつったら、お前は許してくれないんだろうな、、、寿一！」
新しいパワーバーをくわえて右側を抜こうとしたが、見事に塞がれてしまった。
御堂筋「せやから左どうぞ言うとんねん。左行った方ええでぇ？ほら、はよせんと、、、道幅、狭なるでぇ？」
新開「、、、もう、なってるよ！」
スプリントポイント手前は、両側に観客スペース作るって確かにコースマップにあったな、、、。
気にもとめなかった。
そんなとこまで計算に入れていたのか、、、御堂筋くん！
御堂筋くんはこっちを振り返ると笑った。
右側、譲る気はなさそうだな、、、。
、、、どうする、俺！
ふと、俺はAに励ましてもらったことや寿一、靖友、尽八に練習に付き合ってもらった日のことを思い出した。
残り1km。
やっばい。
いよいよやばいな。
選択肢は二つ！
このままついて行って２番手でラインを超えるか、無理やり左側からぶち抜くか、、、。
その時。
「信じてるからぁ！！！！！隼人！！！！！！」
新開「！！？」
不意に聞こえた叫び声に周囲を見回す。
よく知ってる声だ。
けど、姿はどこにも見えない。
どこからっ、、、！
新開「！！、、、ﾌｯ。」
見つけた。
観客よりずっと後ろの方。
監督の車の上に立ってる、、、。
黒田と監督、慌ててるじゃないか。
どうやって上ったんだよ。
御堂筋「なに？彼女ぉ？」
新開「さあね。」
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赤根 - 男前。 (2018年11月11日 22時) (
レス) id: ee877d8f53 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 瑠依歌さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2015年4月1日 17時) (レス) id: 5f430f1bad (このIDを非表示/違反報告)
瑠依歌 - 続きも楽しみにしています！これからも頑張ってください！！ (2015年4月1日 1時) (レス) id: eb3b2051fa (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 妃菜さん» コメントありがとうございます！わかりました！ご協力ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2015年3月25日 8時) (レス) id: 5f430f1bad (このIDを非表示/違反報告)
妃菜(プロフ) - はじめてのコメント失礼致します｡2が良いです！これからも応援しています！ (2015年3月25日 7時) (レス) id: 18a35564fc (このIDを非表示/違反報告)
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