158話 バァカ ページ9
荒北「ウチにおいでェ、Aちゃん。」
A「行けるなら行きたいよ、、、。でも、私は逃げることは許されないから。これが私の、、、罪滅しなの。それに、泊めてもらうにはここで稼がないとないから。」
荒北「罪滅ぼしｨ？なんのォ？」
靖友、ちょっと怒ってる。
荒北「Aちゃんの家族のことォ？」
図星をつかれた私は何も言えなかった。
荒北「それはAちゃんは悪くないんじゃないのォ？抱え込みすぎじゃナァイ？」
A「違うよ。いつまで経っても、私の見る幻影は変わらない。私を責め立てる両親。それは、見殺しにした私を恨んでるから。」
荒北「っ、、、いい加減にしろヨ！！」
肩を掴まれて怒鳴られた。
A「や、靖友？」
荒北「遥先輩を育てた２人じゃナァイ。Aちゃんを恨むなんて、ありえないヨ。」
A「でも、、、。」
荒北「ダァー！！オメーはいつもそうだ！！「でも」とか「だって」とかァ！！」
A「や、すとも、、、？」
荒北「「でも」も「だって」もねーんだヨ！！バァカチャンがァ！！」
靖友の形相に思わず黙り込んだ。
荒北「オメーを育てた両親だローがァ！！！」
A「でm「ほらまたァ！！」っ、、、じゃあどうすればいいの！！？」
思わずこらえてた涙が溢れてきた。
A「私はどうすればいいの！！？どうしたら責められないの！？どうしたら許してもらえるの！？どうしたら！！！！」
荒北「そもそもォ、誰がオメーを恨んでるなんて言ったんだヨ！！」
A「それはっ。」
別に、誰かが言ったわけじゃない。
そう、私の思い込みだ。
けど、、、。
A「恨んでるに決まってるっ。」
荒北「じゃあサ、遥先輩はなァんで恨まれてなかったわけェ？」
A「ハル兄はっ、二人に言われて私を遠ざけただけだから、、、。」
荒北「じゃあサ、何でAちゃんが恨まれるわけェ？」
A「それは、、、。」
私が何もできなかったから？
荒北「もうやめようヨ、Aちゃん。今のAちゃんは漬け込まれてるだけだヨ。」
漬け込まれてるだけ、、、。
A「恨まれて、ないのかな？」
荒北「知らねェーヨ。バァカ。でもサ、今のAちゃんを見たら両親も遥先輩も、絶対に泣くと思うヨ？」
その言葉は、私の胸に突き刺さった。
A「っあ、、、！」
３人の笑顔が私の脳裏に浮かんで消えた。
私は声が枯れるまで、靖友の腕の中で泣いた。
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ナッツ(プロフ) - みやさん» コメントありがとうございます！！いつも読んでくださりありがとうございます！わわ！遥兄さん！！嬉しいです！！本当に嬉しいです！！わ、いい！背景まで！！ありがとうございます！！感謝感激です！！これからも頑張って更新しますのでよろしくお願いします！！ (2015年1月12日 14時) (
レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - いつもドキドキしながら見させていただいてます！ご勝手ながら遥さん書かせていただきました。好きです兄さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/b/1/9/b195743f0b980b12192eb568dea7f479.jpg 見ていただけたら幸いです… (2015年1月12日 13時) (レス) id: 595554dbff (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - まっちゃんさん» コメントありがとうございます！ここまで読んでいただけて嬉しいです！感動していただけて嬉しいです(*´▽｀*)ですよね！荒北さんかっこいいですよね！(`・ω・´)ｷﾘｯ (2015年1月6日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部見ました。むっちゃ感動しました。やっぱり、荒北さんかっこよすぎます///。 (2015年1月6日 21時) (レス) id: 1058303ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - アシ(元サチコさん» コメントありがとうございます！！なんだかんだで４までこれました！ｗだ、大丈夫ですかΣ(ﾟ□ﾟ;)荒北さん最高ですよねΣd(´∀｀*） (2015年1月3日 11時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
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