160話 似てる ページ11
〜荒北side〜
叔母「すみませんが、どちら様でしょうか?」
荒北「Aちゃんと同じクラスの荒北デス。」
叔母「あら、彼女の同級生?」
荒北「彼女はウチで引き取りマス。」
叔母「何の権利があって言ってるのかしら?」
荒北「そちらこそ、何の権利があってAちゃんをあんなとこに縛りつけようとしてるんスカ?」
叔母「親権よ。」
荒北「あなたは彼女の親ではありませんよネ。親権を振りかざせるほどAちゃんに何かしてあげましたかァ?親を名乗れるようなことをしましたかァ?俺は今日のコレを見てそうは思えませんヨ。」
叔母「私の姉の子よ?」
荒北「なら、遥先輩とAちゃんが二人で頑張ってる時は何をしてたんですかァ?」
※ここまでの会話、ほぼすべて即答返し。
すると、Aちゃんの叔母さんは黙り込んだ。
荒北「親ってーのは、痛い思いして子供産んで、大変な思いしながら育てて、最後に巣立つのを見おくるモンだろォ?」
叔母「綺麗事ね。その前に親が死んだらどうするのかしら?あの子みたいにズルする引きずって生きていくのかしら?」
荒北「アイツはもうすぐ自立できますヨ。躓いたり転んだりしてきましたけど、そうやってアイツは成長してきましたヨ。その邪魔を、しないでやってくださいヨ。」
叔母「、、、なんでか知らないけどあんた、遥くんに似てるわね。」
え、、、?
叔母「好きになさいよ。あんな子どうだっていいわよ。」
荒北「、、、アザッス。おらAチャァン!行くぞォ!?」
A「ま、待って!ちょ、手錠外してよー!!」
〜叔母side〜
なんとなく、前に私がAちゃんをからかって遊んでた時に遥くんが来て真面目に怒ったことを思い出した。
叔母「ほんと、何なのよ、、、。」
荒北くん、ね。
叔母「遥くんに似て、優しい子なのね。」
私とは合わないわ。
できれば、二度と会いたくはないわね。
遥『Aの夢の邪魔をするな!!』
荒北『その邪魔を、しないでやってくださいヨ。』
叔母「、、、くだらないわ。」
二人が家を出ていく音を聞きながら、私は紅茶を味わった。
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ナッツ(プロフ) - みやさん» コメントありがとうございます!!いつも読んでくださりありがとうございます!わわ!遥兄さん!!嬉しいです!!本当に嬉しいです!!わ、いい!背景まで!!ありがとうございます!!感謝感激です!!これからも頑張って更新しますのでよろしくお願いします!! (2015年1月12日 14時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - いつもドキドキしながら見させていただいてます!ご勝手ながら遥さん書かせていただきました。好きです兄さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/b/1/9/b195743f0b980b12192eb568dea7f479.jpg 見ていただけたら幸いです… (2015年1月12日 13時) (レス) id: 595554dbff (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - まっちゃんさん» コメントありがとうございます!ここまで読んでいただけて嬉しいです!感動していただけて嬉しいです(*´▽`*)ですよね!荒北さんかっこいいですよね!(`・ω・´)キリッ (2015年1月6日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部見ました。むっちゃ感動しました。やっぱり、荒北さんかっこよすぎます///。 (2015年1月6日 21時) (レス) id: 1058303ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - アシ(元サチコさん» コメントありがとうございます!!なんだかんだで4までこれました!wだ、大丈夫ですかΣ(゚□゚;)荒北さん最高ですよねΣd(´∀`*) (2015年1月3日 11時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
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