150話 エグイ ページ1
〜noside〜
2年の追い上げは半端なものではなかった。
誰一人として手抜きはせず、約二十分後に主将である福富、その親友である新開、アシストの荒北、山神東堂がゴールした。
その後に続くのはほとんどが二年であり、1年はなかなか現れなかった。
そして、1年の先頭がゴール前に迫った時、最後尾で動きがあった。
〜荒北side〜
福富「後は日野か。」
荒北「そろそろ来ると思うヨォ。」
「1年には気の毒だが、あいつは加減しねーだろーな、、、。」
まったくだ。
エグイことするよねぇ、、、Aちゃん。
〜Aside〜
さてと。
A「そろそろかなぁ。」
私は深呼吸して集中力を高めた。
「!?」
目の前の1年の集団が何人か振り向いたが、その頃には私は集団の隙間をくぐり抜けて前に出ていた。
A「お疲れ様。あと50km、頑張ってね?」
そう言い残して私は加速した。
1年を次々に抜いてゴール前に迫った。
そして、残り100mで先頭と並んだ。
A「お疲れ様。ごめんねー。」
そう言って微笑みかけて、私はその子も抜き去ってゴールラインを超えた。
空を仰ぐと、何人かの2年が私に突っ込んできて危うく転倒するところだった。
「やりやがったな!?日野!!」
A「落ちる落ちる落ちる!!」
「俺たちの圧勝だ!!」
続々と戻ってきた1年はほとんどが息を切らして死にそうだった。
でも、ルールはルールなので、、、。
A「じゃ、もう一周行ってらっしゃーい。」
私たち二年は一年を見送った。
福富「わかったのか?その、サボリ上手は。」
A「、、、うん。期待してた子もいたのに、残念。」
その後、疲れきった一年が全員戻ってきたのは1時間後のことだった。
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ナッツ(プロフ) - みやさん» コメントありがとうございます!!いつも読んでくださりありがとうございます!わわ!遥兄さん!!嬉しいです!!本当に嬉しいです!!わ、いい!背景まで!!ありがとうございます!!感謝感激です!!これからも頑張って更新しますのでよろしくお願いします!! (2015年1月12日 14時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - いつもドキドキしながら見させていただいてます!ご勝手ながら遥さん書かせていただきました。好きです兄さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/b/1/9/b195743f0b980b12192eb568dea7f479.jpg 見ていただけたら幸いです… (2015年1月12日 13時) (レス) id: 595554dbff (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - まっちゃんさん» コメントありがとうございます!ここまで読んでいただけて嬉しいです!感動していただけて嬉しいです(*´▽`*)ですよね!荒北さんかっこいいですよね!(`・ω・´)キリッ (2015年1月6日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん - 全部見ました。むっちゃ感動しました。やっぱり、荒北さんかっこよすぎます///。 (2015年1月6日 21時) (レス) id: 1058303ce5 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - アシ(元サチコさん» コメントありがとうございます!!なんだかんだで4までこれました!wだ、大丈夫ですかΣ(゚□゚;)荒北さん最高ですよねΣd(´∀`*) (2015年1月3日 11時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
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