弱虫ペダル〜全力疾走〜3rd stage

144話 意気地なし ページ45

A『
伝えたい この胸に溢れる
あたたかい 言の葉を

いつも隣にいる君
私の思いは募るばかりで
時にそれは私を惑わし、狂わせる
それでも、捨てられないから、、、

伝えたい この募る想いを
でも うまく言葉にできないよ
ごめんね my lover

ずっと探してた
君に伝えるための言の葉を
それを見つけるのは辛くて、難しい
それでも、伝えたいから、、、

伝えるよ この胸の言の葉を
だから 最後まで聴いてほしい
お願い my lover

今まで色んなことを伝えたね
いつもいつも
支えてくれてありがとう
あなたのことが

大好きです、、、』

歌い終わると、一拍置いたあとにすごい拍手が鳴り響いた。

A『わ、ありがとうございます！！』

中には少し潤んでる人までいて、こっちまでもらい泣きしそう。

A『どうしよ、泣きそう。』

笑いながら目もとを拭いて言うと軽く笑われてしまった。

A『では、以上で「GLORY」かr「ちょーっとまった！」尽八！？』

尽八は私からマイクを奪い取ると、前に出た。

東堂『この歌はな、Aのある人物への想いが描かれてると俺は思う！』

え、、、？

東堂『これは、男としては答えなければなるまい？』

すると、外野がざわついた。

そりゃそうだ！

A「ちょっと、じんぱt「その前に、ちょっと貸してくれ。」隼人！？」

新開『ごめんな、A。俺さ、お前が弱ってるところに漬け込んで振り向かせようとした。最低だろ？
おめさんが俺を友達としか見てないことも知ってる。だからもう迷わなくていいぞ。』

何それ、、、。

A「ずるいよ！！」

私は隼人からマイクを奪い取った。

A『私こそごめん！答えは出てた筈なのに、伝えられなくて隼人を苦しめた。改めて言わせて！
隼人の気持ちはすごく嬉しかった。
けど、私には他に好きな人がいます。
ごめんなさい！』

「おぉ！新開がふられたぞ！！」

「何だこれ！？おもしれー！」

次の瞬間、尽八が私の手からマイクを奪い取った。

東堂『これを聞いて、まだ伝えてない意気地なしは誰かなぁ？』

尽八、、、楽しんでる、、、。

その時、後ろから伸びてきた手が尽八からマイクを奪い取った。

A「靖友！？」

荒北『あー、どーもォ。意気地なしデス。』

そう言うと、靖友は私と向かい合った。

荒北『えーっとぉ、、、あー！！ゴチャゴチャ言うのは俺の性に合わねーンだヨ！！Aっ、好きだヨ。俺の彼女になってクダサイ。』

嘘、、、。

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