弱虫ペダル〜全力疾走〜3rd stage

128話 負けない ページ29

陽和「あんた、なんなの？」

A「箱根学園、2年3組18番、日野A。自転車競技部マネージャーです。」

今の発言が更に彼女をイラつかせたようだった。

陽和「バカにしてんの！？」

A「いえ、なんなのと聞かれたので、、、。」

陽和「うざい！覚悟しなさいよ、、、！」

そう言い残して、彼女は走り去っていった。

A「っ、、、！」

なんなの、あの人。

隼人が誰と仲良くなろうが隼人の自由じゃん。

何で、、、？

A「あんな人に負けないっ。」

そんな決意を胸に私は寮へと向かった。

〜そして〜

A「と、いうわけで、どうしたらいいかな！？」

私はあの東堂ファンクラブの子達にさっきのことを説明して意見を求めていた。

あ、もちろん部誌とかは届けてきたよ！？

「あー、もう来たんだ。」

「しかも、会長直々にねー。」

「まあ、来るだろうとは思ってたけど、、、。」

三人ともわかってたような感じで言う。

A「ど、どうしたらいいかな？」

「んー、、、何してくるかわかんないからなぁ。」

「ひとまず、何をするにしても警戒してた方がいいよ。」

A「、、、うんっ。私は負けない！」

「そうそう、その意気だよ！」

「私たちも話くらいいつでも聞くから、頑張って！」

A「うん！こんな時間にごめんね？」

「いいって！それより、食堂でご飯食べてきたら？まだなんでしょ？」

A「うん！ありがとう！」

私は３人を見送って食堂に向かった。

そうだよ、まだ何かが起こるって決まったわけじゃないし(フラグたったけど)、何がくるかわからないものを気にしてたってどうしようもない。

私は、ただいつもどおりにしてればいい。

そう思うとぐっと心が軽くなった。

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