弱虫ペダル〜全力疾走〜3rd stage

127話 何様 ページ28

次の日、私は教室に急いだ。

A「いた！美桜！！おはよう！！」

美桜「あっ、、、A！おはよう！！久しぶり！！」

A「元気でしたか！？」

美桜「あんたに比べたらねー。てか、なんで敬語よ。」

そう言って笑う美桜。

東堂「お、A！おはよう！」

A「おはよう、尽八！」

荒北「ハヨー。」

A「おはよ！」

美桜「相変わらず眠そうだなぁ？」

荒北「うっせ！」

戻ってきたんだ。

この、日常に、、、！

それがただ嬉しくて、その日は本当に楽しく感じた。

部活にも久しぶりに行って、マネージャー業をこなしてきた。

やっぱり、ロードは楽しい。

みんな速くなってたし、IHメンバー選考トーナメントが楽しみです！

でも、もちろんいいことばかりじゃない。

今日一日、いろんなところで冷たい目線を感じた。

隼人のファンクラブ、、、かなぁ。

A「怖い怖い。」

気を付けないと、ね。

そう思いながら片づけを終えて部室を出た時だった。

「日野Aさん、、、よね？」

振り返ると、綺麗な女の人が立っていた。

誰だろう、、、？

A「そうですけど、、、。」

「私は清水陽和といいます。新開くんのファンクラブの会長です。」

うっそー、、、。

A「は、初めまして。」

一番危ない人が自らやってきた。

A「何か用ですか？」

陽和「これ以上、新開くんに近寄らないで。」

ですよねー。←

A「、、、それは、隼人の意思ですか?」

陽和「気安く名前呼びしないで。いいえ、私たちファンクラブ会員の願いよ。新開くんも、きっとあなたなんかに近寄って欲しくないと思ってる。」

この人、何様なの、、、。

A「それはできません。新開は自転車競技部の部員ですから。それに、あなたの勝手な都合を彼に押し付けないでください。迷惑だと思います。」

すると、彼女の顔が歪んだ。

あ、、、これ、やばい、、、。

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