119話 止めてやってネ? ページ20
〜荒北side〜
先越された、、、。
荒北「チッ。」
「、、、ねぇ、何であんた達あんなやつに構うの?」
荒北「ア?」
「あいつ、ちょっと自転車に乗れて、ちょっとかわいいだけじゃない。」
「雷怖いって、高2にもなってだっさいよねぇ。」
「寒いっつーの!」
そう言って笑い合う3人の女子。
荒北「、、、オメーらにわかんのかヨ。」
「は?」
荒北「親父もお袋も、兄貴まで目の前で亡くしたあいつの気持ちが。」
すると、少し気まずそうに3人は視線を泳がせた。
荒北「別に、無理に理解しろとか言わねぇヨ。俺達には両親ともいるし、妹とかだってちゃァんといるしナ。理解しろって方が無理な話だよナァ。」
「そ、そうよ!」
「あんな疫病神の近くにいたらあんたたちm「でもよ。」な、なによ。」
荒北「そーゆー「疫病神」とか「みなしご」とかっつーのは、、、おかしくねぇカァ?」
ちょっと睨みつけると、三人は縮こまってしまった。
荒北「人間ってーのはヨ、いつ死ぬかわかんネーダロ。こうして話してる俺たちも、明日には寮が火事になって死ぬかも知れねェ。」
「え、、、?」
荒北「ものの例えだヨ。あいつはただ、不幸な偶然が続いちまっただけなンだヨ。
それを、新開が好きなンだか東堂が好きなンだか知らネーケド、オメーらのちっちぇー嫉妬とか好奇心で、、、あいつの傷を抉んのは止めてやってネ?」
3人は気まずそうに顔を俯けて走り去った。
荒北「んで、アイツラどこ行ったァ?」
新開の野郎、一発殴ってやる。←
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ナッツ(プロフ) - 石谷五月さん» コメントありがとうございます!!そしてそう言っていただけてよかったです!嬉しいです!!(´ー`) (2017年4月3日 21時) (レス) id: 1a0f8a5632 (このIDを非表示/違反報告)
石谷五月(プロフ) - 遥兄の手紙すごい感動しました。 (2017年3月31日 9時) (レス) id: af8de3d685 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ハムさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです(*´▽`*)まだ完結していませんが、どうか楽しんで行ってください!(^ー^) (2015年7月16日 22時) (レス) id: 5f430f1bad (このIDを非表示/違反報告)
ハム(プロフ) - コメント失礼します!!初めてこの作品読ませていただきました。ハル兄の靖友への所感動のあまりボロ泣きしてしまいました・・・!!まだラストまで読んでないのですが頑張ってください! (2015年7月16日 22時) (レス) id: 8171b748eb (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてすごく嬉しいです!私もそのへんは書いてて泣きそうでした(>_<)そんなこと言っていただけるなんて、、、!ありがとうございます!! (2015年1月17日 13時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナッツ | 作成日時:2014年12月21日 21時