弱虫ペダル～全力疾走～2nd stage (ページ9)

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58話本日のしめページ9

～３時間後～

箱学の校門前に4人ほど横たわっていた。

遥「10周、、、100kmか。まあまあだな。」

荒北「、、、嘘だろ。」

～リザルト～

１位、日野遥 32周 320km

遥「ま、当然だな。」(ドヤ)

２位、日野A 31周 310km

A「またっ、、、一周差っ、、、！」

3位、福富寿一 15周 150km

福富「っ、、、勝てんっ。」

４位、荒北靖友 10周 100km

荒北「道理でたくさん抜かれると、、、！」

遥「ふー。お前ら死ぬなー？まだ終わってねーぞー？」

「「「え！？」」」

サラッと恐ろしいことを言ったハル兄を思わずガン見した。

あの人のスタミナどうなってんの、、、？

遥「本日のしめは、チーム戦だ。」

A「チーム戦、、、？」

遥「おぅ。お、ちょうど来たな。」

ハル兄はそう呟くと、視線を道に向けた。

その先には四つの影があった。

A「主将、副主将、尽八、隼人、、、。」

四人も私たちと同じく汗だくで、相当疲労していた。

遥「プチ･チーム戦だ。コースは今日初っ端のレースと同じ30km。」

A「待ってよ！そっちは
主将→エース
副主将→アシスト
尽八→クライマー
隼人→スプリンター
でバランスいいけど、こっちはオールラウンダーの塊だよ！？」

遥「いーんだよ。ほら、成せば成る、成さねばならぬ、何事もって言うだろ？」

A「そんなもんなの？」

遥「そんなもんだ。よし、ちょっと寄れ。オーダーを発表する。」

ハル兄の雰囲気が変わった、、、。

遥「まず、スプリント。福富が引いてくれ。山に入ったら俺が引く。アシストは荒北。エースはAだ。」

荒北「まっ、、、俺がアシスト！？先輩じゃないんスカ！？」

遥「勝つための作戦だ。以上！全員死ぬ気で回せ！ちなみに、負けた方は罰ゲームな。」

A「え！？」

遥「だから、勝てよ？」

A「、、、ハーイ。」

スタートのピストルは他の部員に頼んだ。

「行きます！よーい、、、『パァん！！』」

ピストルが鳴り響いた瞬間、私達は福を先頭に飛び出した。

向こうは言わずもがな、隼人だ。

新開「勝負だ、寿一！」

福富「俺は強い！」

二人は熾烈な先頭争いを繰り広げている。

そして、若干隼人がリードして山に入った。

遥「下がれ、福富！」

福富「はいっ。」

奏「いけ！東堂！」

東堂「はい！」

遥「お前、山神って言われてんだってな？」

東堂「？はい。」

遥「そうか。おもしれぇ！」

東堂「ｿﾞｸｯ」

ハル兄、本気だ。

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