弱虫ペダル～全力疾走～2nd stage (ページ26)

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75話初勝利ページ26

A「福にはペナルティってことでしばらく練習は筋トレね。」

福富「あぁ。」

A「そして、明日のレースも必ず出ること。」

福富「！？し、しかし！」

A「福！隼人が辞退した今回のIH、２年は福しかいないのっ。来年のことを考えて？IH完走経験者がいるのといないのとじゃあだいぶ違うの。

総北に悪いと思うのは構わない。てか、思わなきゃダメ。でも、それとレースに出ないのとは違う。

来年、福が作るチームの為に、、、ね？」

福富「、、、わかった。」

A「よし、じゃあ自転車の点検してあげるから、見せて。」

翌日、福はなんとか完走してみせた。

うちは主将が一位を獲得したけど、千葉の総北は表彰台に上がることはなかった、、、。

そして、これで３年は引退。

新主将は、予想通り福。

そして、副主将は尽八になった。

これからこの新体制で戦っていくんだ。

私達も遂にラスト一年。

来年は、心身共に強いチームを、、、。

そんなある日のことだった。

A「レースに出たい？」

荒北「おぅ。」

A「、、、目標は？」

荒北「1位。」

A「、、、そっか。」

強い意志を感じる。

これは行けるかも、、、。

A「実はね、次のレースは明後日なの！」

荒北「またかよ！！！」

A「もちろんちゃんとエントリーしてきたよ♡」

荒北「そこじゃねーっつのォ！！！」

A「今回、福には靖友のアシストを頼んでる。」

荒北「！！」

A「、、、勝ちたかったら、必死に福に着いていって！」

荒北「それで勝てんだな？」

A「福のアシストと靖友次第でもあるけど、勝てるよ。」

荒北「っシャア！やってやんヨ！！」

その宣言通り、靖友は一番にゴールラインを超えた。

初勝利を収めたのだ。

、、、ここらで、専属コーチもおしまいかな。

そんなことを考えて少し寂しさを感じたのは内緒の話。

A「おめでとう！靖友！！」

荒北「あんがとネ、Aちゃん。」

A「これからはどんどんレースに出てもらうよ！！」

荒北「おぅ！」

来年、IHに出るためにもね、、、。

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