弱虫ペダル～全力疾走～2nd stage (ページ3)

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52話初レースページ3

奏「はー、、、。言っとくが、今年はマネージャーとんねーよ？」

A「あ、尽八から聞きました！問題ないです！」

奏「悪いな。ここから選考するの大変なんだわ。俺たちもできるだけ手伝うから頼むわ。」

A「はい！」

今日は私は靖友と一緒にビアンキを押して校門まで出た。

A「今日からは実践形式の練習入れていくからね！」

荒北「ヘーイ。」

A「まあ、簡単だよ。相手よりも一秒を、1cmを、1mmを先に走ればいい。それだけで勝つことができる！」

荒北「1秒を、1cmを、1mmを早く、ね。」

A「コースは、あの山を登って下りてきてここまで戻ってくるだいたい30km程度かな。」

荒北「わかったヨ。」

A「今まで教えてきた技術、盗んできた技術を使ってみるといいよ。そうやって自分のスタイルを確立していくの！」

荒北「リョーかぁい。」

奏「お、現部内最速と初心者のレースか？」

A「主将！大袈裟ですよー。」

奏「今んとこお前に勝てるやついねぇんだよ！ま、頑張れよ、荒北。」

荒北「うっス。」

A「じゃ、主将スタートお願いします！」

奏「おぅ！よーい、、、ドン！」

私と靖友は一斉に飛び出した。

～そして～

A「おっかしいなぁ、、、。」

私がゴールしてもなかなか靖友が来なかった。

奏「、、、お前、加減したか？」

A「え？」

奏「可哀想な荒北。初めてのレースで心へし折られるとか。」

その時、靖友の姿が見えた。

A「来た！靖友！！あと少し！！」

そして、だいぶ遅れて靖友もゴールした。

荒北「ちょ、、、ﾊｯ、ﾊｯAちゃ、、、早すぎっ、、、！」

A「あー、ごめんごめん。」

奏「悪気ねぇな？」

A「少し休憩しよっか！」

荒北「ヘーイ。」

奏「あ、でさー。お前のメニュー作りの参考にと思ってこれ、新入部員の中学時代の成績。初心者もいるから頼むわ。」

A「はい！わかりました！」

、、、本当に先輩になるんだ。

そんなことをふと思った。

そして、その日は最後に靖友を外周結構たくさんさせて部活を終えた。

さて、明日が楽しみだ！

そんなことを思いながら帰路についた。

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