弱虫ペダル～全力疾走～2nd stage (ページ19)

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68話笑うなページ19

「あ？何だお前？」

「あ、チャリ部のマネじゃね？」

「あぁ、そういやぁ女子がなんか言ってたな。」

A「尽八も隼人も、ロードレーサーはみんな努力を積み重ねることができる人たちです。そして、彼らの走る姿は同じレーサーとしてカッコイイと思います。」

「は？」

A「ロードバイクは努力しなければ速くならない。ださくなんかない！！」

そう言うと、彼らは可笑しそうに笑った。

「マネージャーちゃーん。俺たちにはちょーっと理解できねぇんだわ。あんな汗だくになってチャリこぐくらいならバイクに乗った方がずっとかっこいいっつーの！」

そう言うと、彼らはまた笑った。

A「笑うな！！！みんなの努力を馬鹿にすることは許さない！！！」

すると、男たちは少し不機嫌になったように見えた。

「知らねーよ、そんなこと。」

「あ、なあなあ。」

５人はなにか小声で話しだした。

少しすると、ニヤニヤしてこっちに向き直った。

「だっせぇチャリのことはもういいや。それよりさ、ちょっと遊ぼうぜ？」

A「お断りします。」

そして彼らに背を向けると、誰かが私を後ろから抑えた。

A「ちょっ、なに！？」

そして、ネクタイかなにかで目隠しをされた。

そのままどこかに引きずられてしまった。

「荷物はそっち置いとけ。」

「俺たちちょっとおもしれぇ話を聞いてさー。」

A「離してよ！ひゃあ！？冷たい！！」

「俺にまでかかったぞー？」

「わりーわりー！」

これ、水？

水かけられた、、、？

その時、耳元に何かがかざされた。

その直後、耳元で雷鳴が鳴り響く音がした。

A「っ、、、！」

かみ、、、なり、、、？

「あれ？雷が怖いってマジなんだ？震えてるよー？」

私は自分でもわかるほど手足が震えていた。

A「っあ、、、やあっ、、、！」

「さっきまでの威勢はどうした？マネージャーちゃん？」

A「やめてっ、、、！」

「俺たちと遊んでくれたら許してやるよ？」

誰かの手が嫌らしく私の体に触れた。

A「やめっ、、、いやぁああ！！」

耳元で鳴り続ける雷の音に私は力を奪われていた。

逃げようにも誰かががっちり私を抑えてて動けない。

誰か、助けて、、、。

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