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15話 ページ15
ロゼside
私の衣装...
あんまり体型とかも変わらず来てるから着れる...
私が初めて金メダルをとった時の衣装...
曲もそれを選んだ。
演技を終えたヴィクトル立ちがすーっと戻ってくる。
そして...
私の前で膝まづいた。
ヴ「踊って頂けますか？」
貴「Off course.」
会場では歓声が上がっていた。
曲は...
VENUS
常にヴィクトルが私を支えながら、口頭でやることを言ってくれる。
私はそれに合わせながら演技を続ける。
そして曲が終わった。
周りでは大きな拍手が起こっている。
ヴ「ロゼ」
急にリンクの真ん中でヴィクトルが膝まづいた。
貴「ヴィクトル...？」
ヴ「この場で言わせてもらいたい」
貴「What?」
ヴ「君は俺にとって...最高のお姫様だ...」
貴「？」
ヴ「だから...結婚してください」
貴「!?...Yes...off course!!」
「ワァァァァァ!!」
会場ではとてつもない歓声が巻き起こった。
勇「!?ヴィクトル!?」
ヴ「ロゼ!!」
貴「ちょっと!!」
急にお姫様抱っこをされてリンクを滑り出した。
ﾁｭ
貴「!?///」
私の最後の舞台...
最初で最後の...
最高の引退式だった。
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作者名：天堂紅子 | 作成日時：2017年4月4日 17時
