新選組と共に〜2〜

74 ページ32

その日の夜ー






『！！』






私は突然目が覚めた






鬼に似た気配を感じたからだ






しかしそれは鬼よりも気味の悪いものだった






刀を持ち、そのまますぐに気配がする方へ向かった






その途中、






千鶴｢誰か...！誰か来てー！！｣






という千鶴の叫び声が聞こえた






急いで向かうと、既にみんながいた






『何があったの...』






部屋の中を覗くと...






『！！』






髪は白く変色し、目を赤くした山南さんが総司と斎藤さんに抑えられていた。






『何なの...これ...。』





土方｢新八、お前は前川邸の門前を、原田は八木邸で隊士たちの動きを見張っててくれ。この部屋には誰も近づけるな。斎藤は中庭で待機。伊藤一派を牽制してくれ。｣






総司｢土方さん、僕はここに残りますよ。｣






土方｢あぁ...。どうせ今日が峠だろ。生きるか、死ぬか、壊れるか。｣






これが新撰組が抱えている大きな秘密...

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←73

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す