真田軍へようこそ！

【人狼】 ページ14

僕のせいで怪我を負った幸村さんを近くの小屋まで

運び…

幸村「君、大丈夫…か、い？」

『ぼ、僕のことなんていいんですよ！それよりも幸

村さんの方が…！』

幸村「俺、のことは…いい、ん、だ…君が無事で、

よか、った、よ…」

信之「幸村、もう喋るな！傷が広がるだろう！」

『あ、あの…僕になにかできることは無いんです

か…！？』

幸村さんのために何か出来ることはしたいと思い聞

いてみると、2人は気まずそうな顔をした

信之「あることにはあるが…」

『なんでもいいです！やらせてください！！』

信之「じゃあ…君の【血】を幸村に分けてやってく

れないか？」

『え？』

幸村「兄ちゃん！いくらなんでもそれは！彼女とは

まだ会ったばかりだし！」

信之「だが、この際手段は選んでられないだろう！

このままでは危険なんだぞ！」

『あの…【血】を飲めば幸村さんの傷は治るんです

か？』

信之「あぁ、俺たちは【人狼】といってな…(ほ

ら、耳があるだろう、と教えてくれた)…【人狼】

はめったに【血】は吸わないのだが…」

『【血】を吸えば傷が治るんですよね…だったら！

僕の【血】を使ってください！』

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