8話 30km ページ9
私は、急遽部室にあった予備のユニフォームを借りて愛車に跨っていた。
晃「大丈夫か?」
A「は、はいっ。」
「女子のクセに。」
「ついてこれんのか?」
そんな声がボソボソと聞こえる。
A「、、、。」
たしかに、女子は男子に比べて体格も、筋肉量も、体力も、あらゆる面で劣ってるかもしれない。
でも、それを他の女子にしかないことで補うことだってできる。
油断してると、痛い目見る。
晃「今日は、この先のスプリント10kmを走り抜け、あの山を登って戻ってくる。約30kmのコースだ。腕試しにはちょうどいいだろう。」
30km、、、。
うち10kmは平坦、そして5kmは登り、ラスト15kmは下り、そして平坦か。
A「私はどこからスタートすればいいですか?」
晃「、、、毎日走ってるな?」
A「はいっ。」
晃「何kmだ?」
A「?そうですね、、、最低でも100kmは。」
晃「、、、そうか。なら、真ん中あたりからスタートしろ。」
A「はいっ!」
私は真ん中あたりに入れてもらって、グローブとヘルメットを装備した。
晃「それぞれ自分のペースで走るといい。追い抜きも許可する。だが、1時間以内に帰ってこれない者は待ってもらえると思うな。」
その言葉に多くの部員が顔を引きつらせた。
つまり、チンタラ走ってる奴は放っておいてとっとと帰ってしまうということかな?
A「いい性格してますね、、、。」
怖い怖い。
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ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます!!勘違いでしたか!それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ー`) (2015年8月31日 1時) (レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます!!荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします!更新頑張ります(`・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナッツ | 作成日時:2014年12月3日 23時