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38話 保健室 ページ39

その日以降、雨で雷が鳴ってる日は

福と靖友が一緒に話しながらローラーを回してくれたり、

隼人がパワーバーを私と食べながら笑わせてくれたり、

尽八がトレーニングをしながら決め顔や決めポーズをして美形アピールをしてきたり、

私の気を紛らわそうとしてくれるようになった。

たぶん、ハル兄があの事故のことを話したんだと思う。

おかげで、ここしばらくは何事もなかった。

、、、しかし。

ある日のことだった。

その日は朝からひどい嵐で、もちろん雷もなっていた。

美桜「A?大丈夫?あんた顔色悪いよ?」

A「だ、大丈夫、、、。」

『ピシャァァァン!!!!』

A「ビクッ!」

怖い、怖い、、、!

その時、教卓の横に両親が立ってるのを見たような気がしたが、認識する前に目の前が真っ暗になった。

荒北「Aちゃん、しっかり。」

耳元で靖友の低い声が聞こえた。

A「やっ、すともっ、、、?」

荒北「センセー!日野サンの具合が悪いそうなので保健室つれて行きマース。」

先生「日野、大丈夫か?って、荒北、セクハラか?」

A「は、はい、、、。」

荒北「ちゲーよ!!」

先生「冗談だ!行ってこい。」

許可が下りると、靖友は私の手を引いて教室を出た。

そこまでの様子を見つめてる視線に私は気づかなかった、、、。

荒北「そんな無理することナインじゃナァイ?」

A「ありがとう、、、。」

保健室には先生がいなかった。

靖友は私をベッドに寝かせると、自分も横の椅子に座ってずっと話相手になってくれていた。

荒北「そしたら福ちゃんがさー。」

話題は福ちゃんのことが9割。

好かれたね、福、、、。

その後、私は気づいたら寝ていて、目が覚めたら放課後だった。

A「うそ!!」

荒北「ホントだって。お兄さん迎えに来てるよォ。」

A「靖友、もしかしてずっといた?」

荒北「んなワケねーだろ?」←本当は心配でずっと居た人

荒北「主将には俺から言っとくから、帰んな。」

A「、、、うんっ。ありがとう。」

荒北「ドーイタシマシテ。」

靖友は私の鞄を置いて保健室を出ていった。

、、、優しい。

私は、ハル兄に靖友の優しかったことをたくさん話しながら二人で並んで歩いて帰った。

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39話 妙に→←37話 無言の圧力



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設定タグ:弱虫ペダル , 荒北靖友 , ナッツ   
作品ジャンル:アニメ
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ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます!!勘違いでしたか!それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ー`) (2015年8月31日 1時) (レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます!!荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします!更新頑張ります(`・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナッツ | 作成日時:2014年12月3日 23時

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