31話 匂い ページ32
〜荒北side〜
なんでだ。
ナンであいつを見るとこんなに、、、!
新開「、、、。」
東堂「、、、。」
俺は、東堂と新開がおもしろそうな顔でアイコンタクトをとっていたことに気づかなかった。
東堂「荒北!お前、惚れたな?」
荒北「、、、は?」
東堂「隠さなくてもいいんだぞ?俺にはわかる!この美形な俺がブサイクなお前にアドバイスをしてやろうではないか!」
荒北「うっぜ!!」
東堂「うざくはないな!!」
その時だった。
雷が鳴り響き出したのは。
新開「うわっ。荒れてきたな、、、。」
その直後に地面に叩きつけるような雨まで降ってきた。
次の瞬間、勢い良く誰かがこの部屋に飛び込んできて倒れた。
福富「ひ、日野さん!?」
東堂「一体どうなさったのだ!?」
Aちゃんのお兄さんは頭が痛いのか、片手で頭を押さえて顔をしかめながら叫んだ。
遥「Aは戻ってきたか!!?」
新開「いえ、まだ、、、。」
遥「っ、、、!くそっ!!」
お兄さんは立ち上がってどこかに行こうとしたが、一歩踏み出した瞬間にしゃがみこんでしまった。
遥「っ、、、待ってろっ、、、!」
福富「日野さん!落ち着いてください!その状態で動いてはダメです!!」
遥「くっそっ、、、!」
そう言ってお兄さんは壁を叩くと、ふと俺と目が合った。
遥「、、、お前、倉庫に行ってAをなんとか連れて来い。」
荒北「えっ、オレぇ!?」
遥「頼むっ、、、!」
お兄さんの力強い目に押されて、俺は倉庫に向かった。
にしても、さっきから雷スゲェな、、、。
倉庫への扉を開けると、暗くてほとんど見えなかった。
荒北「Aチャァン?」
その時、俺の鼻が涙の匂いを捉えた。
涙はほぼ無臭だヨ?
けど、俺は少しだけ匂いがあることを発見できた。
俺は、そのかすかな匂いをたどって倉庫の奥にたどり着いた。
荒北「!?Aちゃん!?」
そこで、彼女はうずくまって震えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
174人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます!!勘違いでしたか!それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ー`) (2015年8月31日 1時) (レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます!!荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします!更新頑張ります(`・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナッツ | 作成日時:2014年12月3日 23時