24話 引退 ページ25
そして、暑い夏のある日、2.3年からIHメンバーが決定した。
エースナンバー、ゼッケン1は主将である門間晃。
そのアシスト、ゼッケン2は副主将の日向敏樹。
エースクライマー、ゼッケン3は3年生の先輩。
エーススプリンター、ゼッケン4は2年の大野奏。
そして、残りのゼッケン5、6はクライマーの3年生とスプリンターの2年生に委ねられた。
A「決まったからって油断しないでくださいね?なにかアクシデントが起こったりしたら、問答無用で落とします。」
晃「わかっている。」
そして、夏のIH。
私達箱学は総合優勝を獲得。
王者の座を守り通した。
そして、3年の先輩は引退。
新主将は大野奏先輩になった。
副主将はIH出場を果たしたもう一人の2年生。
そして、この時期になると1年生は少しずつ先輩の練習に混じりはじめる。
A「もうすぐ秋なのに、暑いね、、、。」
私はジャージの上着を腰に巻いて結びつけた格好で外周に行った部員たちが帰ってくるのを待っていた。
東堂「うむ!良い自転車日よりではないか!」
A「筋トレは?」
東堂「もう終わってしまったのでな!手伝いに来たのだぞ!」
A「はぁー、、、。」
東堂「おい!何だそのため息は!!」
A「そんな暇があったらローラーでもまわしてきなさい!!」
そう一喝すると、尽八はすごすごと部室に戻っていった。
その後、戻ってきた部員たちにボトルとタオルを手渡して私は一人の男を待った。
A「おっ!靖友ー!ボトル!」
荒北「あと何周すればイイわけェ!!?」
A「力の限りどこまでも!!ペースぐっと上げちゃダメだからね!?」
荒北「ヘイヘイ!」
靖友は私からボトルを受け取ると休む間もなく走っていった。
彼にやらせてるのはゆっくりしたペースでこの箱根のアップダウンの激しい道を走る練習。
ようやく自転車に乗れるようになった彼にスタミナをつけさせるためだ。
A「、、、もうすぐ秋、か。」
この調子なら少し早めに仕上がるかもなぁ
そんなことを思いながら私は靖友を待ち続けた。
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ナッツ(プロフ) - 翼音さん» コメントありがとうございます!!勘違いでしたか!それでもご指摘しようとして下さる気持ち、とても嬉しいです(´ー`) (2015年8月31日 1時) (レス) id: df6a1864ee (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - すいません。↓の勘違いでした (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
翼音 - 7話の名前のとこなんかおかしいような気がするんですけど… (2015年8月30日 23時) (レス) id: 04031d884e (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます!!荒北先輩のいろんなところを書いていくつもりなのでよろしくお願いします!更新頑張ります(`・ω・´)ゞビシッ!! (2014年12月7日 22時) (レス) id: a5a9d60e83 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - 荒北先輩に優しい場面が。更新大変だと思いますががんばってください。 (2014年12月7日 22時) (レス) id: 74c3915e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナッツ | 作成日時:2014年12月3日 23時