私の平凡は…どこに…。

非日常4 ページ6

屋上から木に飛び移ったのはいいものの。


これからどうっすかー。




サボるか。

教室にはアイツがいるし。




木からおりて木に寄りかかって、そのまま寝た。



・





・





・





・





・



？「…ぇ」



ユサユサ…ユサユサ…





誰かが俺のことを揺さぶる。


てか、今何時？





？「ねぇ。起きてってば」




声からして男だろう。




ん？男？





『ぅわぁぁぁっ！』


？「うニャッ！？」




いきなり飛び起きた俺にびっくりしたのか、尻餅をつくソイツ。


"うニャッ！？"って可愛いな。おい。




てかコイツ誰だ？





？「いててて…」





よっぽど痛かったのか、若干涙目になっているソイツ。




『驚かせた。わりぃ。

　大丈夫か？』


？「大丈夫だよんっ(ニコッ」




ならよかった。




？「あっ。俺は"菊丸 英二"。

　 君って転校生の"柳稀巛 A"ちゃんだよね？」


『そうだけど、それが何？てか、今何時？』




てか、何でこんなトコに男がいんの？




俺が立て続けにきいたからか、少し混乱している菊丸。




菊「えっと…今はもう昼休みだ「英二っ！Aちゃん捕まえてっ！」えっ！？不二っ！？」


『ゲッ…。

　んじゃまたな菊丸っ！』




俺はその場を走り去る。




菊「えっ…えっ…？」




菊丸は混乱していたけど、




不「逃がさないよ★」




ニコニコは俺を追ってきた。





まったく、





『しつこいんだよっ！』




俺は地面を強く蹴って、木の上へと飛んだ。




面倒臭いなぁ…。




俺はそう思いながら昼休みを逃げまわった。

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