私の平凡は…どこに…。

非日常28 ページ31

『もしもし…』



何でこのアドレスから…。



？『Aー！元気にしてるーっ！お父さんは元気だよー！』



ウザ。


ガチでウザい。



ウザすぎて萎える。




全「……」




ほら、皆だって唖然としてる。




『ウルせーよ。お前それでも父親か？

　仕事全部俺に”任せて”。


　あ”ぁ”？』


跡「隼人さんか…」




景吾の呟きに俺は頷く。




これが俺の父親とか…。


萎えるわ…。




隼『だからゴメンってばー。


　景吾君は？元気にしてる？』


『この前話したんじゃねぇのかよ。


　あ。そういえば、俺の通ってる学校知ってるっけ？』




言ってなかったような気がするけど。




隼『いや、知らないよ』



やっぱり。





跡「隼人さんに言ってないのか！？」


『うん。煩くなるし』


隼『教えて！』


『ヤダ。んじゃ』




親父、ガチでウザい。


どんだけ過保護なんだよ。




向「ち、父親…か？今の…」


『あぁ。

　この前嘘言った。スマン』


跡「いや、かまわない」。


　 それより、送ってく」


『いつもありがとな』


宍「もう帰るのか？」


『あぁ。じゃあな』




そう言ってテニスコートをあとにした。

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