非日常13 ページ15
『何の用』
あー、メンドくせー。
「貴方には消えてもらいたいのよ」
ダルー。
『は?何で?ぁ。俺がマネージャーやってるからか?そんな理由で人に"消えろ"って言えんだな。あんた等は。
"消えろ"って言われて傷付いて、もし死んだらどうすんの?どう責任取るワケ?全部親になすりつける?
ねぇ。黙ってないで何か言ったら?』
ウゼェ…。
「なっ…!?」
『責任なんか取れるワケないよねぇ。たかが中学生なんだから』
ダリィー。
『お望みなら消えてあげよっか?』
「えっ!?何言ってるのよっ!」
俺は"ニヤリ"と笑い、フェンスを飛び越えた。
「ちょっ…。貴方が死んだら私が責任取らなきゃじゃないっ!」
そう…。
結局は自分が一番可愛いんだよね。
だから。
人の命よりも自分を優先させる。
結局はそうゆう生き物なんだよね。
人間は。
一歩踏み出せば、落っこちる。
ここで試してあげようか。
人の命か。
自分か。
どっちを優先させるのか。
『じゃぁね…』
「えっ…?」
それだけ言い残し、俺は飛び降りた。
「キャ──ッ!!」
甲高い叫び声を聴きながら───
・
・
・
・
・
・
・
ドサッ…
『ぅ…。いててて…』
屋上はどうなったのかな。
ま。さっさと行かねぇとちと本気でヤバいかんな。
『っし。行くか』
俺は屋上に向かって走り出した。
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涙月(プロフ) - それは良かったですっ!これからもよろしくお願いします! (2018年3月27日 9時) (レス) id: 2326d560f5 (このIDを非表示/違反報告)
雪女神(プロフ) - こういうタイプの夢主大好きなんだよね私(笑) (2018年3月27日 2時) (レス) id: 6a91de3532 (このIDを非表示/違反報告)
涙月(プロフ) - すみません!ありがとうございます!! (2017年2月8日 8時) (レス) id: f417bf0dbf (このIDを非表示/違反報告)
羅維香 - 非日常25の最初の敬語って文脈おかしくないですか? (2016年12月27日 8時) (レス) id: d774c84c43 (このIDを非表示/違反報告)
涙姫(プロフ) - ありがとうございますっ!!これからも頑張りますね!! (2016年8月25日 17時) (レス) id: f417bf0dbf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涙月 | 作成日時:2016年8月20日 0時