検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:16,955 hit

二粒. ページ3

少しだけ私の涙で出来た宝石をジャポンのお土産でお母さんから貰った巾着に入れていく。


何時しかお金に困ったらこれを売ってお金にするため。




涙はもう流さないと心に決めた。


久し振りの街....私は大きな不安とほんの少しの期待を心に、山を降り始めた。





『はぁ...やっと着いたー......』


やっとのこと、書かれていた定食屋に着いた頃にはもうお昼。


急いでなかに入ると、渋い顔の男の人に「注文は?」と聞かれ、久し振りの会話に緊張しながらも、



『ステーキ定食...!』

そう声を出した。

店長であろうその人は、少しまな板から目を離すと私を見る。




「焼き方は?」


『じっくり...弱火で。』





私がそういうと、店長は「あちらへどうぞ。」と店の奥を指す。


まだ緊張が残っていて、一瞬足を踏み出すのに躊躇した。




けれど、背後の入り口から数人の男の人が入ってきたのに気付いて、直ぐに走り出した。


女の店員さんに「どうぞ」、と通されたのは広い空間。

それと、中央におかれたステーキ。






私は誰が見てもぎこちない様子で椅子に座るとドアがしまり、エレベーターなのか部屋が動き出した。

長い間動いていたせいでお腹がなる。



フォークとナイフを両手に自分でも驚くほどの早さで、ペロリとステーキをたいらげた。




チン....という音と共に、私は席を立ち上がり、開いたドアから中へ入った。


そこには、何人もの大きな男の人たちが居て、物珍しそうに私を見ていた。




私は焦って周りを見渡す。


すると、急にちょんちょんと服を引っ張られ振り向くと、小さな人からプレートを貰った。

『402....番?』



私はとりあえずポケットに入れると、有り難う御座います。と御礼を言ってまだ見られている視線から逃げるように端で縮こまった。







..はぁ、もう心が折れそう。

三粒.→←一粒.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , 逆ハー , 奇病
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ノワ(プロフ) - スイケイさん» わー!ありがとうございます!!素で間違えました ;;ご指摘ありがとうございます!直しておきますね! (2017年10月9日 7時) (レス) id: 0ce34521f5 (このIDを非表示/違反報告)
スイケイ(プロフ) - コメント失礼します。六粒.のクラピカの一人称ですが、「俺」じゃなくて「私」じゃないんですか?わざとやっているのならすみません。 (2017年10月8日 19時) (レス) id: 178f08038f (このIDを非表示/違反報告)
ノワ(プロフ) - フェイタン天使さん» きゃーあざっす!!先は内緒ですが、旅団とは結構深く関わるつもりです…! (2017年10月3日 8時) (レス) id: 0ce34521f5 (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - すごく続きが気になります。宝石とか幻影旅団の皆様に狙われそうですな(ニヤニヤ)← 更新待ってます( ・ω・)ゞ (2017年10月1日 23時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
鳴けない豹(プロフ) - Tak37motoさん» どうもありがとうございます、とってもうれしいです( *´艸`) (2017年9月30日 6時) (レス) id: a29b99adcf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノワ | 作成日時:2017年9月25日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。