夕暮れ、泉の上の華 ページ3
〜日向side〜
日向「はぁ〜!書類の片付けやっと終わったぁ…」
亡者の任務に向かったあと、帰ってきてみれば机の上に置き手紙と共に大量の書類がつまれていた。
置き手紙には、先輩である菅原孝支の名前が書いてあり、{任務をすんのもいいけど、書類も忘れるなよ。やっとかないとまた大地に怒られんべ(^∀^)}と書かれていた。
大地さんに怒られんのかぁ、怖いからやだなぁ……;;
というわけで、任務を早めに片付けて書類に手をつけた。
あれから、試行錯誤に苦労を重ね昼から初めて空がオレンジになった夕暮れに
書類は終わった。
そして今に至る。
俺の部屋は同僚の影山と月島、山口と同じだ。
ちなみに部屋には俺の他に山口がいるんだけど……。
山口「お疲れ様ー、お風呂行ってきたら？っていっても此処は
露天風呂何だけど……。」
日向「おーう!てか、月島は？影山もいないし……。」
ニコニコして気が利く一言をくれた山口に聞いてみた。
けど、すぐに死んだ魚のような目に変わると「ツッキーは…田中さんと西谷さんの世話係で現世任務。影山はスガさんと地獄の亡者の人数調査に行ったよ。」って教えてくれた。
日向「ほぉ〜、ありがと!んじゃ、俺風呂言ってくる!!」
山口「はぁ〜い………ツッキィィィィイイ………………」
後ろから何か聞こえた気がしたけど、知らないフリをした。
扉を開けて、夕暮れが窓からさしこむ廊下に出た。
ここは、獄都。
俺たち獄卒が、亡者たちを決められた道に戻すことを任務に生活している。
俺たちは烏寮だけど、他にも青城寮、猫寮、梟寮がある。
もう少し上の階級、つまり俺たち獄卒の上司には白鳥寮がある。
建物自体は、東西南北につまりロの字になっている。
北が烏寮。南が青城寮。東に猫寮、西に梟寮だ。
中心にはでっけぇ中庭があってそこでご飯をみんなで食べたり、合同会議なんかも開く!!
つってもエントランスとか会議室とか、食堂あんだけど…。
交流目的でこうなった!!
他にも、滝から流れるめちゃくちゃデケェ露天風呂とか、裏庭では食材とか、たまに使う遠征用の馬なんかもいる。
烏寮の裏口から出て、裏庭や馬小屋を近道として通り抜ける。
竹でできた大きな脱衣所があって、そこで制服を脱ぐ。
今は春だから、だいぶ冷えて息が白くなる。
いざ女の子の浮かんでいる風呂に…!!!!
日向「ん？女の子………?
うぎゃああああああ」
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作者名：ノワ x他1人 | 作成日時：2017年11月12日 7時
