お兄ちゃんなんて、大嫌いpart1

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はるかside

はるか「ちか……………………」

ちかの涙を拭うために、もう一度手を伸ばすと
怯えが酷くなり身体を強張らせた

「やっ…………叩かないで」

優しく頬に触れて撫でてやる

はるか「叩かない……………………痛かったよな……………………ごめんな……………………」

あの時、叩いてしまった頬を何度も何度も頬を撫でてやる

「ふぇ〜グスッ……………………痛かった……………………痛いの……………………うぅっ」

はるか「ごめんな……………………ちかは、要らない子なんかじゃない……………………ちかの事、嫌いなわけ無いだろ……………………好きだからこそ、大好きだからこそ……………………せとかが落ちたとき、許せなかったんだ……………………｣

「ちかは、せとちゃんを押してないもんっ」

はるか「ちかは、せとかを助けようとしてくれたんだろ……………………あの時だけじゃない……………………せとかが泣いているとき、いつも助けてやっていた……………………それなのに疑ってごめんな……………………」

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