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さん ページ4
こんこん、と誰かが叩く音がして、小さな子供はドアを開く。するとそこには、見知らぬ女性が立っていた。もう冬だと言うのに、寒そうな格好をしている。
「こんばんは。こちら、貴方様宛のプレゼントです」
子供の手に乗せられたのは、可愛らしいリボンのついた小箱だった。リボンを解き、小箱を開く。
そこにあったのは、一つのスノードームだった。雪が降り続けるドームの中には、レンガ造りのえんとつがついているミニチュアの家と、両手を広げ笑顔で立っている人形が居た。
受け取った少女はわぁっと声を上げ、嬉しそうに顔を輝かせた。
「送り主はヒミツですが、メリークリスマス、良い一日を。そう言っていましたよ」
女性は少女へそう言った。少女はこくこくと頷き、持ってきてくれた親切な女性に礼を言い、家の中へと帰っていった。
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作者名:元帥 | 作成日時:2019年2月21日 12時