『好き』ってなんだ。【名前変換オリジナル】

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涼が携帯をいじりはじめる。

「何してんの」


誰かを呼ぶのかなあ。


「ああ、龍斗呼ぼうと思って」

「龍斗って誰？」

そっか、
お兄ちゃんは知らないんだった。



「ここの住宅地に住んでる、咲 龍斗」

「ふうん」


そ。

私と涼は龍斗とも幼馴染みで、何処かに出かける時は決まって３人だった。


龍斗とは、中学二年生の彼女持ちモテ男。



すごくチャラいんだけど、一途なんだよねえ。



「あ、龍斗〜？

今から麻雀するんだけどさー、



ああ、Aと、Aの兄貴と。


そうそう、会ってみたいだろ、同じ学校になるんだし。





うん、俺んち。

今からな。





あ、おう、よろしく〜」


何をよろしくしたんだ？



携帯の電源を切った涼は嬉しそうに言った。


「龍斗が新作のポテチ持ってくるって」

なんですと！？それは嬉しい！

「お〜！」

「ふーん」



お兄ちゃんは、興味ないようです。

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