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貴「……………」

負けた…

あぁ〜あ 禁じ手まで使ったのに…

明日からイジメがくるのかな〜…

でも、気味悪がって逆にイジメられないかも

ハハ……

そんな事を頭の中で呟いていると

トンと、背中を押された

──ビク!

秋「そうビクビクすんなよ…」

背中を押したのは、木葉だった

秋「お前、『お狐様』だったんだな」

貴「!?」

木葉の口から出た言葉に驚いた。

何で『お狐様』を知っている!?

言われていたのは小学校までだったはず!?

秋「俺さ…小学六年の時引っ越したんだ」

引っ越し・・・

秋「その時転校した先がお前の居た学校だったんだ、だから俺は『お狐様』を知っている」

あぁ、そうゆうことか・・・・

じゃぁもう木葉ともお別れか・・・

秋「お別れなんかじゃねぇよ」

え?

貴「声に出てた?」

秋「もろにな」

そう言って苦笑する木葉の顔はすぐ柔らかい何かを待っていたような笑顔へと変わった

秋「俺は…俺たちはあの日から『お狐様』を、いや、Aを待っていた」

貴「え・・・・俺たち?」

秋「あぁ、覚えてねーと思うけどレギュラーの三年は全員、同小だぞ」

貴「え・・・・」

ビックリしながらも部員達の方を見る

「まさかお前が『お狐様』だったとわな〜!」

「びっくりしたな」

「はじめ来たとき分かんなかったもんな」

「『お狐様』になるまで分かんなかったよ」

三年レギュラー達が口々に言った

秋「ほらな?皆お前を待っていたんだ」

「助っ人って言ってずっと探してた」

「入ってくれるか?」

とてもいい空気・・・

貴「試合はすごく楽しくてまたやりたいと思いました…」

三年「じゃぁ!」

でもそこですぐ了承する僕ではない

貴「でも、僕は今の素朴な日常が気に入っているので部活には入りません!」

そう言って僕はダッシュでその場を後にいた

ちょっと後ろを振り返って見たが全員が固まっていた

貴「・・・・はは」

何故だろう笑いがこみあげてくる

貴「アハハハハハ」

少しだけ新しい日常が始まりそう・・・

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志田夕汰(プロフ) - kiraさん» ありがとうございます! (2014年10月13日 2時) (レス) id: 975a31cf94 (このIDを非表示/違反報告)
kira(プロフ) - 新作キタコレかげながら応援してるよ (2014年9月23日 15時) (レス) id: 6e8087ba3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志田 夕汰 x他1人 | 作成日時:2014年9月22日 22時

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