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33 白布side ページ33
街を歩いていた時だった。
見覚えのある後ろ姿があった。
しかしそいつはここにいるはずがない。
4年も前に…死んだんだから。
「ほ、うづき…？」
その声にそいつがゆっくりと振り返る。
俺を見て僅かに見開かれる目。
その横に男がいるのに少し胸が痛んだ。
勘違いと言い張る鳳月を無理矢理認めさせ、裏路地まで引っ張って行った。
聞くと最近逃げてきたと言う。
それには少し違和感を抱いたが、彼女の目が干渉されることを拒んでいる気がして、思わず頷いた。
逃げるように去っていく彼女を俺はただ見送ることしか出来なかった。
「クソッ…！」
誰もいない裏路地にそう吐くように言った。
…その時だった。
首の辺りに衝撃が走って視界が真っ黒に塗り潰された。
最後に俺の視界に入ったのは鉄パイプと数人の男の足だった。
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ミックスジュース - めちゃめちゃいい作品を有り難う御座います！これからも楽しみにしてます！ (2020年11月7日 21時) (
レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝夜花 | 作成日時：2020年10月31日 18時
