【ハイキュー】仮面をつけた天才 (ページ25)

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私は今とあるパーティーに来ていた。

水色のドレスを纏い、髪は上に編んでいる。

隣にはスーツ姿の夜久さん。

何故こんなことになったかというと、話は数日前に遡る。

『突然だが一つ依頼が来た』

幹部全員を前にして告げられたボスからの言葉。

『ターゲットは坂上会社の社長。裏で麻薬を回している』

『麻薬…』

芝山が声を漏らした。

『で、肝心の作戦なんだが…Aに行ってもらう』

私かよ。

『近く、そいつが主催するパーティーがある。その招待状を手に入れたんだ』

そう言って封筒をピラピラかざす黒尾さん。

『潜入系の殺しはAが適任だろ？』

『Aさん1人で行かせるんスカ⁉危険スっよ‼』

机を叩いて身を乗り出す虎。

『俺も1人は危険だと思う。このパーティー勿論裏の人間もこぞってくるだろうしな』

夜久さんの言葉に他のメンバーも頷いた。

『流石に1人じゃ行かせねーよ。招待状は2枚ある。…つーことで夜久、お前も行け』

そして今に至る。