【ハイキュー】仮面をつけた天才 (ページ14)

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目が覚めると見慣れない天井があった。

あぁ、そうだ。

昨日青城に連れてかれたんだっけ。

まぁ私も抵抗しなかったし。

ベッドから抜け出し、昨日の夜集まった部屋に向かった。

「おはよ、A」

「おはよう、英」

中には既に英がいて、塩キャラメルを食べていた。

「それ、好きだね、相変わらず」

「まあね。食べる？」

そう言って差し出された塩キャラメルをお礼を言って受け取った。

「はよ」

「早いな」

そう言って入ってきたのは花巻さんと松川さん。

暫くすると金田一と岩泉さんも入ってきた。

「おっはよー☆みんなお待たせ！及川さんだお☆」

「おせーよ！クソ川‼」

朝から騒がしいな…。

朝食をとって一息ついたところで及川さんが切り出した。

「ところでAちゃん。成り行きで連れてきちゃったけどこの後どうする？」

…成り行きだったんかい。

「戻りますよ。急に居なくなって心配しているでしょうし」

「なんで？」

すると今まで黙っていた英が口を開いた。

「A、あいつらのこと信用してるの？昔のこと話してなかったじゃん」

「まぁ、確かに無理に戻っても後で傷つくだけですよ」

英に続いて金田一も言う。

「別に信用してないわけじゃないよ、いい人達だし」

「じゃあなんで昔のこと言わないの」

なんでってそりゃ…

「めんどくさいから」

「「「…は？」」」

見事にそこに居た全員の声が揃った。

「聞かれたけどさ、別にいう必要もないかなって」

そう言うと数秒固まった後、一斉にため息をつかれた。

「まぁいいや。じゃあ音駒が来るまではここに居なよ。俺的には青城に入って欲しかったんだけど」

「はいよー」

及川さんの言葉に適当に返事をして食後のコーヒーを飲み干した。