【ハイキュー】仮面をつけた天才 (ページ11)

今日:33 hit、昨日:30 hit、合計:101,637 hit

11　黒尾side ページ11

『答えるか、死ぬか。どっちがいい？』

そう言って銃を突きつけると、少し考える素振りをして目を閉じた彼女。

驚いて研磨や夜久を見るも2人も驚きで固まっている。

…死ぬことに抵抗がない。

銃を出しても全く動じない彼女はやはり裏社会の人間だろう。

だが、ここまで抵抗がないのはどうしてだろうか。

生きることに飽きている。

彼女は一体…

バンッ！

突然ドアが開いた。

Aも驚いて目を開ける。

「はぁーい、みんな大好き及川さんだよ☆」

青城組、か。

「何しにきた」

夜久とアイコンタクトをとってAを頼んだ。

「音駒組に可愛い可愛い女の子が入ったって聞いたから、見にきちゃった☆」

ったく。

相変わらず情報を掴むのがはぇな。

「おい、クソ川‼何勝手に行ってんだ、アホ‼」

「ちょ、岩ちゃん。イタイイタイ」

怒号と共に入ってきた、青城のサブボスをはじめとしたメンツから、Aを隠した。

「で？可愛い女の子ってどこ？」

キョロキョロ辺りを見渡す及川に言った。

「いねぇよ。てか、いたとしても絶対見せねぇかんな」

「そう言うと思って。俺達には秘密兵器が居るんだ☆」

秘密兵器？

そう言うと及川は背後にいたヤツを手招きして呼んだ。

「A」

「…英？」

Aが俺の後ろから声を漏らした。

なんだ、こいつら…知り合いか？